初心者の方でも簡単!振袖を着る際に知っておきたい帯の結び方を解説します

帯揚げと帯締め。
振袖を着る上では、知っておきたいアイテムですが、着物の専門用語は分かりにくいものです。
しかし、振袖を着こなすうえでは帯の結び方が大切です。
今回は、帯揚げと帯締めについて解説します。
おすすめの結び方もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

□帯揚げと帯締めの基礎知識

振袖を着る際、帯揚げと帯締めはその美しさを際立たせる重要な要素です。
帯揚げは、帯の上部からわずかに見える布で、帯枕や帯枕の紐を隠す役割を果たします。
帯揚げを使用することで、振袖全体が華やかな印象になりますよ。
種類も豊富で、綸子、縮緬、絽のようにさまざまな素材があり、それぞれが独特の魅力を放っています。

綸子(りんず)は光沢感があり、滑らかな質感が特徴です。
上品な印象を与えたい方におすすめです。
縮緬(ちりめん)は重厚感があり、色の深みが特徴。
華やかなコーディネートに最適です。

一方、帯締めは帯がずれないように固定するためのアイテムです。
色や柄によって、着物全体の印象が変わるため、選び方には特に注意しましょう。
帯締めには平組、丸組、角組、高麗組や笹浪組のように、さまざまな種類が存在します。

例えば、高麗組(こうらいぐみ)は、細かい組目が特徴で、金糸や銀糸を用いた豪華なデザインが多いです。
また、笹浪組(さざなみぐみ)は、さざ波のような模様が美しく、洗練された印象を与えます。
これらの小物1つ1つが、振袖の着こなしに大きな役割を果たします。
初心者でも、基本を押さえることで、一層の美しさを引き出せるでしょう。

□振袖帯の簡単な結び方

振袖帯の結び方には、さまざまなスタイルがあります。
中でも初心者におすすめなのは、見た目にも美しく、比較的簡単に挑戦できるリボン結びや花結びです。

リボン結びは、ボリューム感がありながらも簡単に作れる結び方。
特に身長が低めの方におすすめです。
また、花結び角をつけた直線的なシルエットが特徴です。
黒の総絞りの振袖やモノトーンカラーのレトロな振袖と相性ばっちりですよ。

実際の結び方の手順は多少複雑に感じるかもしれませんが、基本の流れを覚えれば、次第にスムーズに結べるようになるでしょう。
振袖帯の結び方には他にも多くのスタイルがありますので、自分の好みや振袖のデザインに合わせて、さまざまな結び方に挑戦してみてください。

□まとめ

帯揚げは、帯の上から見える紐のことで、帯締めは帯を固定するために使われるアイテムです。
それぞれ、さまざまな種類があるため振袖や実現したい雰囲気に合わせて選んでみましょう。
また、帯の結び方次第でも振袖の見え方は左右されます。
気分や好みに合わせて挑戦してみてください。