振袖で成人式に行くあなたへ!振袖を着ているときのマナー解説

振袖を着ているときは、やはり上品で美しい所作が求められます。
しかし、振袖を着る機会はあまりないため、そのようなマナーを知らない方も多いでしょう。
また成人式では写真を撮ることも多く、思い出として残るものなので、綺麗に映るような写真の撮られ方も知っておきたいですよね。
そこで今回は振袖を着ているときに知っておきたいマナーと作法、写真を撮られるときのポイントについて解説します。

□振袖を着ているときのマナー

振袖を着ているときには、基本的にゆっくりと優雅に振舞う必要があります。
以下で振袖を着ているときの状況ごとで意識すべきポイントについて紹介します。
覚えることが多いように思えますが、どうすれば美しく見えるかを意識すれば自然と身体が覚えてくるでしょう。

1つ目は立ち姿です。
立ち姿ができているかできていないかで、印象は大きく変わります。
立ち姿ではあごを引いた状態で、手を前で重ねて足を内股気味にしておくと良いでしょう。
手を重ねず外股でいると、だらしなく見えて上品さが損なわれてしまうため、注意が必要です。
歩くときの歩幅は小股を少し意識し、自然にすると良いです。

2つ目は座り方です。
成人式会場で座ることになりますが、帯が潰れないように浅めに座ることが重要です。
また両足を揃えて袖を膝元で重ねて、その上に両手を添えておきましょう。
猫背で子供のように足を投げ出して座ってしまうと、袖が床について汚れるだけでなく、見栄えも悪いです。
正座をするときは裾が乱れないように、膝下を押さえて座りましょう。
足が痺れないように、親指同士を重ねて両手を重ねた状態をキープすることがポイントです。

3つ目は階段の上り下りです。
階段も座っているときと同様に、袖を床につけないようにする必要があります。
そのため、袖を二枚重ねにして左手で持ち、床につかない高さまで持ち上げたまま階段を移動しましょう。
裾も踏まないように持ち上げますが、上げすぎると足が出過ぎてしまうので、少し上げるくらいにしましょう。

4つ目は車の乗り降りです。
乗車前は袖を2つ折りか3つ折りにたたみ、袖を落とさないようにしましょう。
乗車するときは、お尻から座席に腰かけ、裾をたたんだ状態で膝の上に乗せ、両足を閉じて引くようにしましょう。
乗車してからはシートにもたれたくなりますが、帯結びが潰れてしまうため、前屈みで帯に負担を与えないようにすることが重要です。
空いている方の手で手すりを掴んでおくようにして、車の急な揺れに備えましょう。

5つ目はお手洗いのときです。
振袖を着ているときは、できるだけ広い個室や様式を選びましょう。
袖は帯納めの間に袖を下から通して挟み、床につかない程度まで引き上げましょう。
裾はまとめて持ち、裏面が見えるようにめくり上げてクリップで帯締めに裾を留めます。

□写真を撮るとき、撮られるときのコツ

成人式当日は、振袖を着て数多くの写真を撮ることになるでしょう。
写真を後から見返したときに、楽しかったと思えるように、写真を撮るときのポイントについてご紹介します。

*基本は立ち姿のマナーを意識する

写真を撮るときは、立ち姿のマナーを意識することがポイントです。
つま先を揃えて、かかとを開くようにして内股気味に開き、あごを引いて背筋を伸ばしましょう。
シャッターが押される瞬間に、お腹を引き締めるようにして力を入れましょう。
撮られるときの角度は、正面を向くのではなく、右足を少し後ろに引いた状態にします。
振袖の左側の柄が見えやすくなるように、斜め30度くらいの角度にすることでスリムなシルエットになります。

*その他に意識するコツ

せっかく振袖に美しい柄が描かれているので、それを活かすのも良いでしょう。
そのためには、自然光を意識することがポイントです。
近年カメラの質が上がってきていて、どこで撮っても綺麗に映るようにはなっていますが、明るい照明や壁のあるところや、太陽の当たっている明るい場所で撮ると一段と美しさが増すでしょう。
また同じ高さから撮るのではなく、階段で下から撮ったり、上から撮ったりすると違った印象になりますね。
また、撮るときのポーズも全て同じではなく、たもとを広げたり伏し目にしたり、顔周りに手を添えたりとさまざまなポーズを試してみると、お気に入りの写真が見つけやすくなるかもしれません。

□まとめ

今回は振袖を着ているときに知っておきたいマナーと作法、写真を撮られるときのポイントについて解説しました。
振袖は普段なかなか着る機会がないため、マナーはなかなか難しいですが、一生に一度の大切な日なのでぜひマナーを覚えて本番に臨みましょう。
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