成人式では赤の振袖が人気?その理由を解説します!

皆さん、成人式に着ていく振袖はもうお決まりでしょうか。
人生に一度しか訪れない成人式を振袖で失敗したくはないはずです。

振袖を選ぶ際、どんな色の振袖が人気なのか気になる方も多いと思います。
そこで今回は、成人式に人気の振袖の色とその色が人気な理由についてご紹介します。

□成人式では赤の振袖が人気

「成人式で着ていく振袖の色と言えば赤」と思われているお母様方も多いでしょう。
赤には、若さをイメージさせる効果があるので、成人式では赤の振袖を着させたいと考えるのも頷けます。

振袖は新作が発表されたり、流行りがあったりしますが、毎年成人式では赤の振袖がトップに選ばれるのでしょうか。

それを確かめるため、実際に、ある振袖屋さんが2020年、2021年、2022年に成人を迎える方を対象にどの色の振袖を購入またはレンタルしたのか調査しました。

すると、全体の四分の一以上が赤を選ぶ結果になりました。
赤色を選ぼうとするのは、お嬢様本人の好みはもちろんのこと、お母様やお祖母様からの人気もあり、選んだ方が多かったのでしょう。

ここまでで、成人式では赤の振袖が人気という事実は分かったと思いますが、次の項目では、なぜ赤の振袖が人気なのかについて詳しくご説明します。

□成人式で赤の振袖が人気な理由

*赤の振袖が与えるイメージ

赤の振袖は、人の目を引く華やかな色で、最も記憶に残る色とされています。
赤は他のどの色に比べても強い刺激やチカラ強さがあり、人目を引き、関心を集める心理効果があります。
また、心身に活力や自信を与え、ポジティブな気持ちにさせる効果も含まれています。

成人式は20年間の節目となる儀式で、最も記憶に残るような一日にしたいという思いや未来に前向きに進んでいきたいという気持ちを作るため、赤の振袖が選ばれるのでしょう。

他にも、赤の振袖を着ることで赤リップの併用が自然になるという利点もあります。
普段の私服で赤リップを使用するには少し勇気が入り、なかなかできなかった方も、赤の振袖を着ている時であれば、違和感なく使用できるでしょう。

*赤の振袖が持つ意味

日本の4原色の1つとされる赤は、昔から悪を払い、善きものを呼び込む力があり、魔除けの効果になるとされています。

昔の伝染病とった流行り病は神様のいたずら、悪霊の仕業とされていたので、病にかかった子どもを回復させる手段として赤色の魔除けの札が使われることもありました。

また、赤は位の上の者しか着ることが許されない時代もありました。
位の高い者しか赤の着物を着ていないとなると、必然と赤の着物は憧れの的となり、他の色の着物とは比べものにならない人気が出たのです。

それが現代でも踏襲され、赤色の特別さをより際立たせるようになったことも赤が人気となっている理由の一つでしょう。

実は、日本の国旗に記されている日の丸の赤、赤は太陽や火のイメージでもあり、視覚的に赤の存在は日本のシンボルカラーとなっています。

このように「おめでたい」「尊い」のような印象が赤にはあるので、潜在的に赤色を優先させてしまうのです。

□赤の振袖で他の人と被らないようにするためには

成人式で赤の振袖が人気だと分かっても、「他の人と被るのは嫌だ」という方も多いでしょう。
実は、赤の振袖を選んでも、ある工夫をすることで他の人と被らず、自分だけの振袖をコーディネートできます。

まず前提として知っていただきたいのは、赤色といっても色の濃さによって違いがあり、与える印象も変わってきます。
実際に赤には、「深紅」「唐紅」「茜色」「緋色」など種類がたくさんあります。

Maiでは4000衣装ほどあり、他社と比べても圧倒的に多いため、自分が与えたい印象によって合う色を見つけられるでしょう。

例えば、クールで大人っぽい印象を与えたい場合、「赤×金×黒」のような組み合わせで選ぶと一気に大人の魅力が溢れます。

また、「濃い赤×からし色×深緑」のような組み合わせだとレトロで落ち着いた印象を与えてくれます。

レトロな雰囲気の柄は男女問わず人気の高いデザインで、将来の結婚式のお呼ばれの場に着ても恥ずかしくないのでおすすめです。

組み合わせ方だけでも十分差別化することはできますし、帯や小物を他の人とは違うものにしてみるのもありでしょう。

赤の振袖は人気が高いからこそ、その分被らないために豊富なデザインが用意されており、自分の好みのデザインを選ぶことが可能です。

□まとめ

今回は、成人式に人気がある赤色の振袖について詳しくご紹介しました。
漠然と赤色の振袖が人気なのは知っていたが、人気の理由まで知っていた方はそう多くはないでしょう。

成人式は人生に一回しかなく、とても記憶に残る日に違いありません。
そんな記憶に残る日をもっと印象付けるために赤の振袖を選ぶのも良いかもしれませんね。

いずれにせよ、成人式を十分に満足できるよう振袖選びには慎重に、そして好みのデザインで成人式を迎えてください。