振袖と着物の違いって結局何?違いをご説明します!

いきなりですが、皆さんは振袖と着物の違いをご存知ですか。
この2つの言葉を一緒の意味で使ってしまう人も多いのではないでしょうか。

特に女性の方は、成人式や結婚式で着る機会が多いです。
意外と、同じ質問を女性の方にしてみると答えられないことも多いです。
自分の着ているものがどっちなのか、どのような違いがあるのかを知っておくのは重要ですよね。
今回は、振袖と着物の違いについて説明します。

□着物とは

そもそも着物とは、訪問着を含めた和服の総称を指すため、振袖も着物の一種です。
しかし、最近私たちの間では伝統衣装全般を指す言葉へと変化してきました。
そして、着物にもいくつかの種類があることをご存知ですか。

着物には「和服」と呼ばれるものと「呉服」と呼ばれるものがあります。
綿で構成されているのが「和服」、そして絹が「呉服」となっています。
最近では、「和服」は全般的な着物のことを指します。

着物を着る時、どうやって着ていますか。
着物を着用することに、手間がかかるイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。
着物は、安く買うことができないことや着る時の手間が
多いことから、現代では着る人が少なくなりました。

しかし最近では、安価に手に入れられる着物や、カラフルでラフに着れる着物も増えてきました。
そして、現代の生活様式とのズレや、実用性の欠如があるにしろ、着物が日本を象徴するものであることに変わりはありません。

実際に、外国から日本の文化は注目を集めています。
その影響で、京都などの観光名所では着物をレンタルできる場所も増えています。
着物を着て写真を撮っている、外国人の観光客の方を見たことがある人は多いのではないでしょうか。

□振袖とは

続いて振袖について紹介します。
成人式の経験がある方、もしくはこれから出る予定の女性の方にとっては、振袖は切っても切り離せない存在ですよね。
そんな重要な役割を担う振袖の由来をご存知ですか。

振袖は未婚女性の第一礼装です。
期限は江戸時代にあり、踊り子たちが袖を振ることで愛情を表現していたことから生まれたと言われています。

昔、袖の丈が55センチメートルから95センチメートルほどだったと言われていますが、江戸末期には95センチメートルから122センチメートルまでになりました。
現代の振袖の袖丈は、大きいもので114センチメートルほどと言われています。
この袖丈が長くなった理由には様々な説があります。

時代が進むにつれて文化に対する関心が高まり、踊りなどをする時に身振りを美しくするためだという説や、若い娘が病気にかかることが多く、その厄を払うためだったとも言われています。

恋愛話で、よく異性を「振る」、または「振られる」という言葉が使われますよね。
実は、この言葉の由来も振袖の袖を振ることで感情を表していたことと言われています。

今とは違い、女性側から男性に好意を伝えることをしなかった時代です。
そんな時、女性は袖の振り方で男性に自分の気持ちを伝えていたとされています。
具体的には、左右に袖を振ると「好き」、前後に振ると「嫌い」という意味でした。
このことから、「振袖」が未婚女性の第一礼装になり、「留袖」が既婚女性の第一礼装になることが分かります。

それには、結婚すると男性に自分の好意をアピールする必要がなくなるので、長い袖を留める、そして夫ひとりに思いを留めることを誓うという意味が込められています。

□Maiの嬉しいサービスとは

振袖を着る機会は、成人式以外にどのようなイベントがあるのでしょうか。

まずは、結婚式です。
親族やご友人の結婚式に招待された時には、未婚女性の礼装として振袖を着ることができます。
しかし、結婚式に振袖を着ていく場合、いくつかの点に注意する必要があります。

まず、結婚式に振袖を着ていく場合、派手な色ではなくあまり目立たない色にしましょう。
結婚式の主役は新郎と新婦なので、彼らよりも目立ちすぎるのは失礼に当たります。
できるだけ控えめな色の振袖を着て、主役の方々を祝福しましょう。

しかし、新郎、または新婦の兄弟など比較的近い家族の結婚式であれば、このようなことを気にする必要はありません。
そして、振袖にファーを使ったコーディネートは避けるようにしましょう。

理由は上記に記したことと同じで、目立ちすぎては良くないからです。
そして、卒業式も振袖を着るチャンスです。
大学生など学生生活最後の結婚式は、振袖を着て華やかに卒業したいですよね。
卒業式では、袖が短めな小振袖、または中振袖も袴に合わせて着れます。

小振袖は、華やかで元気な印象になります。
一方、中振袖は、煌びやかでどっしりとした印象になります。
自分の好みの方を選びましょう。

ここで注意する必要があるのが身長です。
背が低ければ、このようなスタイルはバランスを取りづらくなります。
そのような時は、ブーツや袴の丈で調整してバランスを取りましょう。

Maiでは成人式で一度振袖をレンタルしていただくと、それ以降何回でもレンタルしていただけます。
ぜひ、ご利用ください。

□まとめ

今回は、振袖と着物の違いについて説明しました。
どちらの言葉の由来にも面白さがあり、日本独特の文化や価値観が反映されていることが分かります。
日本の伝統衣装だからこそ、この2つの違いについて押さえておくことは重要です。

もし、振袖を検討中の方は、ぜひMaiにご連絡ください。