和装を身につける時、帯揚げはとても重要なアイテムです。
適切な帯揚げを選び、正しく結ぶことで、着物姿をより美しく演出することができます。
しかし、帯揚げの使い方に不慣れな方にとっては、色選びや結び方に戸惑うことも多いでしょう。
そこで本記事では、着物に合う帯揚げの選び方と結び方のコツを詳しく解説します。
帯揚げの基本をマスターして、和装をワンランク上の装いに格上げしましょう。
□帯揚げの選び方の基本!色合わせのコツ
帯揚げの選び方で最も重要なのは、着物や帯との色合わせです。
ここでは、基本的な色選びのポイントと、統一感のあるコーディネート方法を紹介します。
1:着物の色に合わせる
まずは着物の色味を考慮しましょう。
例えば、紫の着物には紫系の帯揚げ、緑の着物には緑系の帯揚げを合わせると、全体的に調和のとれた印象になります。
2:帯の色を拾う
次に、帯の色を意識します。
帯揚げの色は帯の色の一部を拾うようにすると、コーディネートにまとまりが出ます。
例えば、赤と白の帯に赤の帯揚げを合わせるなど、帯の主要な色を帯揚げに取り入れるのがおすすめです。
3:同系色でまとめる
統一感のある上品な装いにしたい場合は、同系色でまとめるのが効果的です。
例えば、ピンク系の着物に赤系の帯を合わせた場合、ピンク〜赤の同系色の帯揚げを選びます。
色の濃淡は変えつつ、同じ色相で揃えることで、洗練された印象に仕上がります。
□帯揚げの正しい結び方
美しい帯揚げを作るには、適切な結び方を身につけることが大切です。
ここでは、代表的な結び方である「一文字結び」と「本結び」の手順を解説します。
1:一文字結び
一文字結びは、シンプルで洗練された印象の結び方です。
カジュアルな装いにも合うので、普段着の着物に適しています。
帯揚げを半分に折り、両端を持ちます。
右側の端を左側に回し、左側の端を右側に回して交差させます。
交差させた端を引き締め、帯揚げを整えます。
2:本結び
本結びは、フォーマルな装いに用いられる伝統的な結び方です。
結婚式や成人式など、晴れの日の和装に最適です。
帯揚げを半分に折り、両端を持ちます。
右側の端を左側に回し、左側の端を右側に回して交差させます。
右側の端を輪の中に通し、左側の端と一緒に引き締めます。
左側の端を輪の中に通し、右側の端と一緒に引き締めます。
両端を軽く引っ張り、帯揚げを整えます。
□まとめ
帯揚げは、着物姿を美しく引き立てるために欠かせないアイテムです。
着物や帯と色を合わせる基本的な方法と、同系色を使った統一感のあるコーディネート方法を覚えておきましょう。
また、「一文字結び」と「本結び」の結び方を状況に応じて使い分けることで、和装の装いをより魅力的に演出できます。
帯揚げの選び方と結び方のコツを活かして、自分らしい和装スタイルを完成させてください。