振袖の着付けでは必要なものが多く、何を用意すれば良いのか迷ってしまいますよね。
普段着用している靴下や下着は、着物を着る際は着物専用の下着や足袋を履くことになります。
また普段洋服を着ていると聞き慣れない言葉もあるはずです。
そこで今回は、振袖の着付けで必要なものについて解説します。
□着付けに必要なものとは
まず着付けの際に下着として必要になるのが、足袋と着物スリップです。
足袋はいわば靴下のようなものであり、親指と他の指に分かれます。
足袋を選ぶ際は、ぴったりと自分の足のサイズに合うようなものを選ぶようにしましょう。
一方の着物スリップは肌着として着用します。
上下に分かれているタイプ、上下が一体化しているタイプがあるので知っておくと良いでしょう。
またこれらの他に必要な下着として、和装ブラと肌襦袢があります。
和装ブラとは、和装する時専用のブラジャーです。
もし着付けの時に気になるようであれば、和装ブラを着用すると良いでしょう。
肌襦袢は、振袖の下に着る下着です。
キャミソールのようなもので肌に直接触れ、汗を吸ってくれます。
続いては、長襦袢についてです。
長襦袢は振袖の下、肌着の上に着用し、洋服に置き換えるとワイシャツのような役割があります。
またこうした着付けの際、下着以外にも重要になるのが小物類です。
中でも特に重要なのが、タオルです。
タオルは振袖姿が美しくなるよう形を整え、補正する役割があります。
したがって、タオルはできるだけ多めに用意しておきましょう。
腰ひもは、着物がはだけないように固定する紐です。
大体3本から4本ほど用意できると良いですね。
一方の伊達締めは長襦袢や着物の下帯ですが、最低でも2本必要になるので注意しましょう。
またその際、襟元をゴムで整えるコーリンベルトや華やかな帯結びをする際に必要になる三重紐があると便利なので、用意しておくと良いですね。
□和装小物とは
華やかな成人式の振袖にするために装飾小物や和装小物を取り入れることがおすすめです。
なぜなら装飾小物や和装小物は、振袖の見栄えをより引き立ててくれるからです。
続いては、その具体例についてご紹介しましょう。
帯揚げは、帯と着物の間に使う小物で帯が下がるのを防ぐ役割があります。
振袖や帯の色柄に合う物だと華やかな印象に仕上がります。
帯締めは、帯の中央を結びつける小物です。
これも帯の色や柄に合わせて選べると良いでしょう。
重ね衿は、襟元にアクセントを与えます。
おしゃれなものも多く、組み合わせによって個性も出せるでしょう。
髪飾りには、色々なタイプがあります。
バリエーションも豊かなため、振袖やヘアスタイルに合う自分にぴったりの髪飾りを選択できると良いですね。
半襟は、襦袢などの襟の上に装飾も兼ねて縫いつけたもので、着物の襟からチラリと見える刺繍や柄によって個性を出せます。
また高い物でも数千円で自由に選べるのは魅力の1つと言えるでしょう。
半襟は購入することもレンタルすることも可能ですが、自分の気に入っている半襟を持参してみるのも良いですね。
また振袖や帯に合わせて草履やバッグを選ぶことも大切です。
草履はサンダルとは異なり、自分の足に合うサイズを選びましょう。
草履のサイズは、かかとから1センチ出ていると美しいです。
成人式では、寒さ対策としてショールを身につけることもおすすめです。
地域によって開催される時期は若干異なりますが、1月中旬頃に行われることが一般的です。
この時期は寒いので、寒さ対策としてショールを活用できると良いでしょう。
ショールとは、肩にかける小物で成人式では定番です。
白のような明るい色を選べれば、顔まわりも良くなり華やかな印象を与えてくれるでしょう。
□仕立てに時間がかかるものとは
まず振袖の仕立てに関しては、お店によって混雑具合は変わります。
最短で1ヶ月最長で1年と変動幅は大きいです。
平均的には、3ヶ月と考えておくと良いでしょう。
生地の染めや刺繍などの細かい部分にもこだわると1年かかることもあるので注意が必要です。
着物を仕立てる際には、まず反物を用意します。
お母さんやおばあちゃんの反物がない場合は、近くの呉服店や仕立て屋で仕立ててもらいましょう。
仕立ては、採寸から始めます。
ただ仕立ての相場はかなり安い物から高価な物までまちまちです。
一般的には3万円ほどですが、場合によっては15000円ほどでできる場合もあるので知っておくと良いですね。
帯は振袖に合わせて仕立ててもらうと良いでしょう。
帯の寸法は振袖とは違って既に決まっているので、採寸する必要はありません。
振袖のように時間はかからないため、自分の好きな柄を決めたら仕上げてもらえるでしょう。
□まとめ
今回は、振袖の着付けで必要なものについて解説しました。
振袖を着用する際に必要なものは様々ありますが、レンタルと購入とでは用意するものも変わってくるため、事前によく確認できると良いですね。
ぜひ今回ご紹介した内容もご参考に、事前に着付けで必要なものを把握し、余裕を持って成人式を迎えられると良いですね。