高身長の人に合った振袖選びのコツは?振袖を見つけるコツなどもご紹介!

振袖は、どんな色や柄を選ぶかも重要ですが、それと同じかそれ以上に、体型に合ったものを選ぶことも重要です。
今回は、高身長の人の振袖の選び方のポイントや、体型をカバーする選び方についてご紹介します。
少しでも振袖選びの参考にしていただければ幸いです。

□高身長の人の振袖の選び方は?

冒頭で述べたように、身長や体型によって最も似合う振袖の色や柄には違いがあります。
カタログや画像を見て、かわいいと思った振袖でも、モデルとなっている人の身長や体型が自分と大きく違う場合、同じように着こなせるとは限りません。
最も美しく着こなすためには、自分の身長や体型に合ったものを選ぶことが大切です。

高身長の人の場合、以下のポイントを押さえた振袖選びをしましょう。
4つのポイントをご紹介します。

1つ目は、大柄で華やかなものを選ぶことです。
高身長の人に似合う柄は、全体に柄が散りばめられた総柄や、大きく描かれた柄、レトロ柄などです。
高身長の人は低身長の人に比べて、振袖を着たときに生地の面積が大きくなります。

そのため、総柄や大きな柄でも重い印象になりづらいです。
むしろ華やかな印象や豪華な印象を引き出せます。

一方で、柄の小さいものや柄が少ないものは、高身長の人が着ると物足りない印象になってしまいがちです。
身長が高い分、生地の面積が広くなるため、無地の部分が大きいと寂しい印象になってしまうことがあります。
柄の部分が少ない振袖を選ぶ場合は、生地の色や帯、小物選びでカバーしましょう。

2つ目は、濃い色や鮮やかな色を選ぶことです。
高身長の人には、コントラストが強い色や、はっきりとした濃い色がよく似合います。
具体的には、赤や黒、あるいは黄色や濃い緑などの多色使いの華やかなものが似合うでしょう。
最近人気の高いレトロポップの柄も、高身長の人は上手に着こなせます。
シンプルなデザインを選ぶ場合は特に、濃い色を選ぶと良いでしょう。

3つ目は、着付けとヘアセットのポイントを押さえることです。
高身長の人が振袖を着るときには、帯を低めにするのがポイントです。
一般的には帯はバストの下あたりで巻きますが、高身長の人はそれよりも低い位置で巻いた方が上品に見えます。
低い位置で帯を巻くと緩みやすくなるため、着付けのときにはきつく結びましょう。

ヘアセットに関しては、高身長の人の中でも人それぞれなので、自分が好きな髪型を選ぶと良いでしょう。
高身長の人にはシンプルなまとめ髪がよく似合いますが、選ぶ振袖や顔立ちによっては大人っぽくなりすぎると感じるかもしれません。
そのような場合は、ふんわりとしたポニーテールなど、柔らかくてかわいい印象のあるヘアセットを取り入れてみても良いでしょう。

4つ目は、早めに振袖を確保しておくことです。
振袖をレンタルするにしても購入するにしても、高身長の人は早めに確保しておくと良いでしょう。
高身長の人に対応した振袖には数に限りがあるため、選択肢が多いうちに理想に近いものを確保するのがポイントです。
最近では2年前から探し始める人もいるため、自分で思っているよりも早めに動き出すと良いでしょう。

□体型をカバーする振袖の選び方は?

振袖選びでは、体型をカバーする選び方のコツもあります。
体型をどのようにカバーしたいかによって選ぶべき振袖の種類も変わってくるため、要チェックです。

体型のボリュームを抑えたい場合は、濃い色の振袖を選ぶと良いでしょう。
寒色系や暗めのトーンの色は、引き締まった体型に見せる効果があります。
柄はすっきりとしたデザインやシンプルなデザインがおすすめです。

斜め方向や縦方向に広がる柄を選ぶと、縦長効果でよりスマートに見えるでしょう。
また、下半身に比べて上半身の柄が少ないものも、全体的にすっきりとした印象になりやすいです。

反対に、ボリュームを出したい場合は、明るい色合いの振袖がおすすめです。
寒色系よりも、パステル系などの温かみのある色合いを選ぶことで、ふっくらとした柔らかみのある印象にしやすくなるでしょう。
ボリューム感を出すためには、横方向に広がりのある柄を選ぶのがポイントです。

□小さいサイズの振袖を着るとどうなる?

高身長の方の場合、お気に入りの振袖が見つからず、やむを得ず小さいサイズの振袖を着ることになってしまうケースもあります。
しかし、体に合っていない小さいサイズの振袖は、着崩れしやすくなったり、丈が短くなったりと、上手に着こなすことが難しいです。

ちょっとした動きで着崩れが起こり、動くたびに気になってしまうかもしれません。
丈が短くなると手首が見えてしまい、着姿としてあまり美しくなりません。
理想的なサイズは、手首のくるぶしが隠れる程度です。

□高身長の人に合った振袖を見つけるコツは?

高身長の人に合った振袖を見つけるためには、早い時期から振袖を探しておくことが大切です。
身長が高い人は、自分の体型に合った振袖を見つけるのに苦労するケースもあります。
すでに振袖が少なくなってきたタイミングで探し始めると、自分の体型に合っていて、なおかつデザインが魅力的なものを見つけられないかもしれません。
そうならないように、早くから動いておくことをおすすめします。

□まとめ

今回は、高身長の女性の振袖の選び方や見つけ方、体型をカバーする選び方などについて解説しました。
高身長の人には、高身長の人に合った振袖の選び方があります。
上手に振袖を選んで、美しく着こなしてみてくださいね。

古典柄の振袖とレトロ柄の振袖はどう違う?それぞれの特徴をご紹介!

振袖は色だけでなく、柄にも様々なバリエーションがあります。
今回は人気の高い柄である、古典柄とレトロ柄に注目して、それぞれの特徴や違いをご紹介します。
成人式の振袖選びでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

□古典柄はどんな柄?

*古典柄の特徴は?

多くの方が選ばれるオーソドックスな振袖の柄として、「古典柄」があります。
古典柄と聞くと、「昔のもの」「古くさい」などといった印象を抱かれる方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、古典柄は現代でも非常に人気が高く、古臭さというよりも、日本らしい伝統的な美しさを表現できます。

古典柄以外の柄も一般的になった現在でさえ、古典柄は王道として高い人気を誇っています。
歴史ある伝統的な衣装を着られる機会は限られているため、そういった点でも古典柄は非常に魅力的だと言えるでしょう。

*古典柄が持つ意味は?

また、古典柄はそれぞれの柄が意味を持っているという点でも、他の柄とは異なります。

おおまかな柄の種類としては、「花柄」「鳥や蝶」「吉祥文様」「有職文様」が挙げられます。

「花柄」は、古典柄の中でもスタンダードな模様です。
桜、菊、牡丹、椿、薔薇などの柄があります。
それぞれが花の種類ごとに異なる意味を持っています。
例えば桜は、新たに花が芽吹く春を象徴する文様として、「縁起の良い物事の始まり」や「豊かさ」といった意味を持ちます。

「鳥や蝶」は、縁起が良いとされている生き物の柄です。
鳥の柄では、鶴、孔雀、鳳凰などが描かれます。
こちらも花と同様に、鳥の種類ごとに異なる意味を持ちます。
例えば鶴は、長寿を意味する文様です。
つがいの場合は、「夫婦円満」を意味します。

「吉祥文様」は、縁起が良いとされる動植物などを描いた文様です。
麻の葉文様、市松文様、唐草文様などが挙げられます。
例えば市松模様は、子孫繁栄や事業拡大などを意味します。

「有職文様」は、もともとは海外から伝来した模様ですが、平安時代以降、長く日本で用いられてきた伝統的な文様です。
七宝文、亀甲文、花菱文などがあります。
例えば亀甲文は、正六角形が並んだ幾何学的な模様で、長寿を意味します。

□レトロ柄はどんな柄?

*レトロ柄の特徴は?

レトロ柄も、人気の高い柄の1つです。
レトロという言葉はよく耳にしますが、どういう意味を指すのでしょうか。
レトロの語源は「retrospective」で、「懐古的な」といった意味を持ちます。

レトロと言うと「古い」といった印象がありますが、伝統的な古さを持つ古典柄と違い、懐古的な古さを持つのがレトロ柄です。
昭和や大正をイメージさせるような懐かしさが感じられます。

*レトロ柄の良さは?

レトロ柄は、伝統的な古典柄に比べ、個性を出しやすいです。
色柄デザインも豊富であるため、他の人とかぶる可能性も低いでしょう。
原色を取り入れたカラーリングや大胆な花模様、独特な幾何学模様など、古典柄とは大きく違った良さがあります。

大正浪漫を感じられるようなレトロ色の強い柄があるのはもちろん、現代的な要素を多めに取り入れたポップなレトロ柄もあります。
また、振袖に帽子を合わせたり、かんざしやスカーフを組み合わせたりして、レトロで大正ロマン的な着こなしもできます。
和服である振袖に敢えてフリルを取り入れたり、ブーツを合わせたりして、洋の要素を取り入れるなど、上級者向けの着こなしもできます。
こうした着こなしの自由度の高さも、レトロ柄の魅力の1つです。

□振袖選びのポイントは?

古典柄とレトロ柄のそれぞれの特徴や違いについてご紹介しました。
続いては、このどちらの柄にも共通する、振袖選びで押さえておきたいポイント3つをご紹介します。

1つ目は、身長や体型に合ったものを選ぶことです。
同じ振袖でも、着る人の身長や体型によって見え方は変わります。
背の高い人と小柄な人では、同じ色や柄であっても、見る人が受ける印象が変わります。
身長や体型によって似合う色や柄は異なるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

ネット上の写真やカタログを見て、「自分も同じような振袖を着たい」と思ったときは、まずは自分の身長と体型に合うかどうかを考えると良いでしょう。
好みや流行だけで決めるのではなく、自分に合ったものを選ぶのが、美しく着こなすコツです。

2つ目は、肌色に合った色や柄を選ぶことです。
身長や体型と同じように、肌の色によっても似合う色や柄には違いがあります。
日本人は黄色人種であるため、黄色がかった肌色の人が多いですが、色黒の人や色白の人もいます。

また、「イエローベース」「ブルーベース」といった、肌の色による分類もできます。
自分がイエローベースかブルーベースかということも、振袖選びの1つの参考にできるでしょう。

3つ目は、理想のイメージやこだわりをはっきりさせておくことです。
実際に振袖を選ぶ前に、カタログや写真を見て、理想のイメージをある程度固めておくことをおすすめします。
前もってイメージを持っておくことで、振袖選びがスムーズに進みます。

□まとめ

今回は、古典柄とレトロ柄の特徴、振袖選びのポイントについて解説しました。
古典柄とレトロ柄には、それぞれ異なった良さがあります。
振袖選びのポイントを押さえつつ、自分にとってどちらの方がより魅力的かを考えながら選んでみてくださいね。

高い振袖・安い振袖の特徴は?柄による違いはある?

「一生に一度の成人式だから、あまり安っぽい振袖は着たくない」
「どうせなら良い振袖を着たい」
成人式を控えていらっしゃる女性の多くは、このような考えをお持ちなのではないでしょうか。
成人式は一生に一度であるため、どの振袖を選ぶかはとても重要ですよね。
今回は、高い振袖の見分け方や、高級振袖を選ぶときのポイントを紹介します。

□高い振袖の見分け方は?

高い振袖を見分けるときのポイントとしては、主に以下の4つが挙げられます。

1つ目は、生地です。
使っている生地が違えば、振袖としての価値にも違いが生まれます。
生地には高いものと安いものがあります。
高いものを使っている振袖であれば、当然価値は高くなります。

高い着物でよく使われている生地は、絹や木綿、麻です。
この中でも、絹は特に高級な生地とされています。
絹の中でも、正絹(しょうけん)と呼ばれる、純粋な絹だけで作られた生地は、最も価値の高いものとされています。

木綿と麻は、どちらも肌触りが良い上に風通しも良く、着心地に優れています。
夏に着る着物の素材としてよく使われます。

反対に安い振袖の生地として使われるのは、ポリエステルやウールです。
ポリエステルは広く衣料品の生地として使われており、比較的安価で手に入ります。
大量生産が可能であることから、生地としての価値はあまり高くありません。

ウールは冬物の衣料によく使用されており、保温効果が高いことが特徴です。
生地としての価値は高くありませんが、どちらも自宅で洗濯ができるなど、取り扱いが楽という良さがあります。

2つ目は、縫い方です。
どんな縫い方で作られているかも、価値に影響します。
高い着物は、安い着物に比べて使われている糸の本数が多いため、ずっしりとした重みが感じられます。
また、縫い方の丁寧さにも、高いものと安いものとでは差が見られます。

3つ目は、染め方です。
着物の染め方には、「インクジェットプリント」と「手染め」の2種類があります。
機械を使用するインクジェットプリントよりも、手作業で行う手染めの方が、振袖の価値が高くなります。
インクジェットプリントと手染めを見分ける方法は、生地の裏面を見ることです。
インクジェットプリントは通常、生地の表面だけでプリントを行うため、裏面は白いままです。

このほかにも、「型染」や「手描染」などの止め方があります。
型染は手作業ではあるものの、手染めに比べると安価で購入できます。
手描染も同じく手作業ですが、型染に比べると価格は高くなります。

4つ目は、証紙の有無です。
証紙とは、着物が本物であることを組合が公的に認めた証です。
証紙があることは、高級であることの証です。
証紙がないからといって価値が低いということにはなりませんが、証紙があればその着物の価値は保証されていると言えるでしょう。

□高い振袖・安い振袖の柄は?

高い振袖と安い振袖で、柄にはどのような違いがあるのでしょうか。
結論から言うと、高い振袖と安い振袖で柄に違いは生まれません。
高級な柄や安っぽい柄が決まっているわけではないため、使われている柄で価値が決まることは基本的にありません。

どんな柄が描かれているかではなく、その柄がどのように描かれているかによって価値が変わります。
前述したように、高い着物と安い着物では染め方に違いがあります。
同じ柄でも、機械によるプリントと手描きでは仕上がりが異なるため、振袖としての価値に違いが生まれます。
例えば、絞りの施された振袖は人気が高いですが、プリントによって柄が印刷された「絞り風の柄」になると、重厚感のある質感や凹凸がなくなり、安っぽく見えてしまいます。

振袖を見るときは、柄自体に注目することも大切ですが、柄の質感や凹凸に注目することも大切です。

□高級振袖を選びたいときにはどうすれば良い?

*高級振袖で見るべきポイントは?

「せっかくの成人式だから」と、高級振袖を選びたい方もいらっしゃるでしょう。
高級振袖を選びたいときには、証紙を確認しましょう。
前述したように、質の高い振袖には、証紙がついています。

高級な振袖では仕立てを行いますが、この仕立てをする前には、布は反物と呼ばれる巻物の状態になっています。
この反物に証紙が貼られていた場合、その生地は伝統的な染め方で作られた価値の高い本物の生地だと言えます。

*証紙にはどんなものがある?

価値の高い伝統的な染め方としては、「京友禅」や「加賀友禅」が挙げられます。
京友禅には京友禅証紙が貼られており、加賀友禅には加賀友禅証紙が貼られています。
そのため、証紙を見ればすぐにわかります。
他にも、伝統工芸士の反物には、伝統証紙が貼られています。
このように、証紙を見ることによって、その着物の価値をある程度判断できます。

□まとめ

今回は、高い振袖と安い振袖の見分け方や柄の違い、高級振袖を選びたいときの方法について解説しました。 
高い振袖と安い振袖にはそれぞれ異なる特徴があるため、ぜひ振袖選びの際にも確認してみてください。
成人式の振袖をお探しの方は、お気軽にご相談ください。

赤の振袖に合う髪色は?新成人の方必見です!

成人式で着られる振袖には、さまざまな種類があります。
中でも人気の高い色としては、赤が挙げられます。
赤い振袖にはどんな特徴があり、どんな髪色が合うのでしょうか。
今回は、赤い振袖に合わせる髪色を中心にお伝えしていきます。
ぜひ参考にしてみてください。

□赤の振袖の特徴は?

数ある振袖の色の種類の中で、赤は特に人気の高い色です。
振袖と言えば赤いものというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかし、一口に赤といっても、色味の違いによっていくつかに分けられます。

赤い振袖の中でも、少し黄色味のある緋色(ひいろ)は、どこかレトロな雰囲気を醸し出します。
鮮やかな黄色はレトロポップなイメージになり、くすんだ色はノスタルジックで大人っぽいイメージになります。

若干ピンクに近い紅色(べにいろ)は、大人っぽさと可愛さを両立できます。
色が鮮やかで、目が冴えるような美しさになります。
色が鮮やかな分、コーディネートはシンプルにまとめるとすっきりとした印象で良いバランスになるでしょう。

深みのある少し濃い赤色のえんじ色は、上品で落ち着いた印象になります。
他の赤色に比べて、大人っぽい雰囲気になりやすいです。
落ち着いた高級感のある和服のお好みの方におすすめです。
また、赤色の中でも、成人式では比較的見かけることの少ない色であるため、他との差別化が図れるでしょう。

□赤の振袖に合う髪色は?

赤の振袖を選ぶ場合、髪色は何を合わせれば良いのでしょうか。

赤の振袖に限らず、振袖に合わせる髪色としては黒が定番です。
振袖は昔から日本にある伝統的な衣装であるため、日本人らしい黒髪であれば合わないことはありません。
和風の髪型に仕上げれば、上品な印象にまとまるでしょう。
黒髪だと地味になるのではないかと心配な方は、髪飾りや小物で華やかさを演出すると良いでしょう。

黒髪以外では、「ミルクティー」「オリーブアッシュ」「ココアブラウン」などが赤い振袖によく合います。

ミルクティーは文字通り、ミルクティーのような明るく優しい色合いです。
見た目に軽さのある髪色で、華やかな印象やゴージャスな印象になりやすいです。
伝統的な着こなしというよりは、現代的な印象の着こなしになりやすいでしょう。

明るい髪色で目立ちやすいため、ハイセンスな印象を与えます。
髪色自体が鮮やかで目立つため、鮮やかな赤色の振袖や個性的な柄によく合います。

オリーブアッシュは、グリーン系のオリーブと呼ばれるヘアカラーと、青紫に近いグレーのアッシュカラーを合わせた髪色です。
暗めのヘアカラーですが、大人しくなりすぎず、上品で透明感のある雰囲気になります。
黒髪は避けたいがあまり派手にはなりたくないという方にもおすすめです。

ココアブラウンは、ブラウンにベージュが出された柔らかい色合いのヘアカラーです。
派手すぎず落ち着きすぎず、暖かな印象で赤色の振袖をポップに着こなせます。
明るい髪色にしたいが、金髪やミルクティーは派手すぎて抵抗があるという方は、ココアブラウンを選んでみてはいかがでしょうか。
明るい髪色でありながらも、派手さよりはポップな雰囲気を演出できます。

□ヘアカラーをするタイミングは?

成人式に向けてヘアカラーをする場合、ヘアカラーはどのくらいのタイミングで行えば良いのでしょうか。

成人式に備えてヘアカラーを入れる場合は、成人式の1週間前くらいに入れると良いでしょう。
写真撮影があるのであれば、撮影日の1週間前が目安です。
ヘアカラーが髪に馴染んでくるには1週間程度の時間がかかります。
そのため、1週間程度の期間が、長すぎず短すぎずちょうど良いでしょう。

ただし、選んだ髪色やヘアカラーが抜けやすい人は、3~4日前がちょうど良いケースもあります。
また、ブリーチを入れる明るい髪色にする場合は、1週間前よりも直前が良いでしょう。
直前にヘアカラーを入れることで、髪の毛の根元まできれいな仕上がりになります。

□髪色を変えられない場合はどうすれば良い?

赤の振袖に合う髪色を紹介しましたが、中にはアルバイトなどの関係で髪色を変えられない方もいらっしゃるでしょう。
そのような場合は、小物にこだわってみるのも1つの手です。

黒髪だと地味になりすぎないか不安という方は、華やかさのある髪飾りを使ったり、生花をポイントに使ったり、リボンや紐を編み込んだりすることで、華やかさをプラスできます。
髪飾りの種類は非常に豊富なので、理想の雰囲気に近いものが見つかるでしょう。
ヘアアレンジにもこだわることで、高級感のある上品な仕上がりや、他とは違う個性的な仕上がりにできるでしょう。

□まとめ

今回は、赤の振袖の特徴や似合う髪色、ヘアカラーをするタイミングや髪色を変えられない場合について解説しました。
赤の振袖には、上品さや華やかさがあります。
伝統的で和風な仕上がりにしたい方にも、現代的で個性的な仕上がりにしたい方にもおすすめなので、ぜひ自分に合ったものを探してみてくださいね。

振袖の柄にはどんな種類がある?それぞれの特徴をご紹介!

振袖の柄にはさまざまな種類があり、どれを選ぶかによって見た目の印象は大きく変わってきます。
今回は、振袖の柄の種類について、特に古典柄やモダン柄に注目してご紹介します。
成人式を控えている方などは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

□振袖の柄の種類は?

振袖は、成人式や結婚式など、おめでたい場面で着用される、未婚女性の第一礼装です。
そこにあしらわれる柄はさまざまですが、長寿や繁栄、平和や無限など、縁起の良いモチーフがよく用いられます。
そんな振袖の柄は、大きく3つの種類に分けられます。

1つ目は、古典柄です。
和を思わせる、伝統的でオーソドックスな柄は古典柄と呼ばれます。
昔から使われている柄や文様を取り入れることで、日本の女性らしい伝統的な美しさを演出します。

昔から今日まで、長く親しまれてきている柄であるため、時代や流行の変化に左右されないのが魅力です。
具体的な柄としては多くのものが挙げられますが、例えば桜や牡丹、梅、扇、藤などの柄がよく見かけられます。

2つ目は、新古典柄です。
伝統的な柄を持ちながらも、幾何学的な地色の染め分けがされていたり、洋柄が取り入れられたりしているのが新古典柄です。
古典的な雰囲気を残しつつも、所々に現代的な印象を受けます。

3つ目は、モダン柄です。
古典的要素が取り除かれ、デザイン性の高い見た目になっているのかモダン柄です。
バラや蝶々などの洋風のモチーフや、ハートやチェック、ストライプなどのデザイン性の高い模様が取り入れられています。
個性的な印象になるため、髪型やメイクとともにオリジナリティーを出したい方に特におすすめです。

以上が振袖の柄の大きな分類です。
このほかにも、より細かい種類はたくさんありますが、大まかに考えると以上の3種類に分けられます。

□古典柄の種類は?

ここからは、古典柄についてより詳しくご紹介します。
古典柄と聞くと、古臭いイメージをもたれる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、古典柄が長く愛されてきただけあって、魅力がたくさんあり、古臭いと言うよりも、伝統的で美しい見た目が印象的です。
実際、古典柄は非常に人気が高く、今なお多くの方に選ばれています。

「王道な美しさを持つ振袖を着たい」
「オーソドックスなものを選びたい」
このような方には、古典柄がぴったりです。

一口に古典柄といってもさまざまな柄があり、それぞれに異なる見た目の特徴や意味合いがあります。
それでは、具体的な柄の種類について見ていきましょう。

まずは「花柄」です。
花柄には、主に以下の種類があります。

・桜
・菊
・牡丹
・椿
・薔薇

花柄は古典柄の中でもスタンダードで、多くの振袖で取り入れられています。
それぞれの花の種類によって込められる意味が異なります。
選ぶ際にはぜひ、見た目の印象だけでなく、模様に込められる意味にも注目してみてください。

続いて、「鳥や蝶」です。
鳥や蝶の柄には、主に以下の種類があります。

・鶴
・孔雀
・鳳凰
・蝶

鳥や蝶は、生き物の中でも縁起が良いとされています。
こちらも端と同様、同じ鳥の柄でも、種類によって込められる意味が異なります。

続いて、「吉祥文様」です。
吉祥文様には、主に以下の種類があります。

・麻の葉文様
・市松文様
・唐草文様

吉祥文様とは、縁起が良いとされている動植物を描いた文様を指します。

続いて、「有職文様」です。
有識文様には、主に以下の種類があります。

・七宝文
・亀甲文
・花菱文

有識文様は、海外から伝来した文様です。
平安時代以降は、公家の装束や調度品などに用いられており、歴史と伝統のある文様です。

□モダン柄はどんな柄?

モダン柄は、前述したように、古典柄には描かれないような現代的なモチーフや色使いが特徴的です。
洋花を大胆にあしらったものや、モード系のもの、ポップなデザインのものなど、幅広い種類のモダン柄があります。

また、大正時代に斬新なモダン柄が数多く登場したことから、大正浪漫風の振袖を「レトロモダン」と呼ぶこともあります。
古き良き伝統的なデザインと新しいモダンなデザインが融合した、独特な雰囲気のあるモダン柄です。
他にも、レトロな柄に現代的な要素を加えた「レトロポップ」も人気の高いモダン柄の1つです。

モダン柄には幅広い種類のデザインがありますが、これまでは例えば、

・クール系
・ゴージャス系
・明るい色のレトロポップ
・個性的なモード系

などのデザインが人気でした。

一方で、ここ最近では「ニュアンスカラー」(くすみカラー)や、落ち着いた雰囲気のモダン柄が人気を集めています。
そのようなモダン柄の振袖の特徴としては、

・すっきりとしたシンプルなデザイン
・落ち着きのある色使い
・ノスタルジックな雰囲気
・ヴィンテージ感

などが挙げられます。

「今っぽいおしゃれな振袖を着たい」
「オリジナリティーを出したいが、奇抜にしたいわけではない」
「こなれた雰囲気を出したい」
このような形には、最近の流行を取り入れた落ち着いた雰囲気のモダン柄がおすすめです。

□まとめ

今回は、振袖の柄の種類について解説しました。
振袖には実にさまざまな種類があります。
それぞれの柄が持つ意味を調べたり、流行を取り入れたりしながら、自分に合うものを探してみてくださいね。

振袖を着るなら黒髪が良い?髪色と振袖の色の相性は?

成人式では、ほとんどの女性が振袖を着用します。
振袖は和服であるため、「黒髪にしないといけないのかな」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、成人式で振袖を着るときの髪色について解説します。
新成人の方やその親御さんは、ぜひご覧ください。

□成人式は黒髪が良い?

結論から言うと、成人式の髪色は自由です。
振袖は和服ですが、和服を着るからといって必ずしも黒髪にする必要はありません。

*髪色よりも全体のバランスが重要

昔であれば、振袖に茶髪や派手な髪色を合わせることには違和感があったかもしれません。
しかし今では、振袖の着こなし方の幅が広がり、合わせる髪色も多種多様になってきています。
実際、成人式の会場では黒髪以外の髪色の方を見かけることは珍しくありません。
従来の伝統的で古典的な着こなし方がある一方で、カラフルで現代的な色使いで派手に彩る着こなし方や、洋風の着こなし方など、新しい見せ方が生まれてきています。

着こなし方は人それぞれですので、髪色も人それぞれで自由です。
どんな髪色にするかよりも、全体のバランスを取ることが大切です。
茶髪や派手な髪色であっても、バランスを考えて上手に着こなしができていれば全く問題ありません。

*黒髪に似合う振袖の特徴は?

黒髪以外の髪色で成人式に参加する方も今では少なくありませんが、全体的に見るとやはり黒髪で参加する方が多いです。
では、黒髪にはどのような振袖が似合うのでしょうか。

黒髪は基本的にはどの振袖とも相性が良いです。
そのため、あまり髪色との相性を考えずに選んでも、美しくまとまるでしょう。

黒髪を生かして凛としたイメージに仕上げたいのであれば、赤や黒、紺などのはっきりとした色の振袖を選ぶのがおすすめです。
黒髪の美しさやしなやかさがより際立つでしょう。

パステルカラーなどの優しい色合いのものを選ぶ場合、黒髪だと少し重たく感じられるかもしれません。
そのような場合は、明るい色の髪飾りを使うなどして、明るさや華やかさをプラスできます。

「黒髪は地味にならないか」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、前述したように、黒髪は基本的にどんな振袖にも合うため、明るい色や鮮やかなデザインの振袖を選ぶことで、華やかさを十分に演出できます。
和服を着る方は昔から黒髪であったため、黒髪であれば失敗する事は少ないでしょう。

ただし、1つだけ注意点があります。
それは、暗めな色の振袖を着る場合です。
黒髪に暗い色の振袖を合わせると、見た目の印象が重たくなりすぎたり、暗い雰囲気になったりしてしまいます。
成人式では周りの女性が華やかなだけに、毛量やヘアスタイルによってはかなり暗い印象を与えてしまう可能性もあるため、ダークな色を選ぶ場合は、おとなしくなりすぎないような工夫が必要となります。

□成人式で黒髪か他の髪色かで迷ったら?

振袖選びのタイミングや、成人式前のタイミングでは、黒髪にするか、それとも他の髪色にするかで悩む人も少なくないでしょう。
成人式は人生で一度の晴れ舞台ですし、たくさん写真を撮るため、きれいに着こなして、ベストな状態で臨みたいですよね。
では、黒髪か他の髪色かで迷ったら、どうすれば良いのでしょうか。
考える方法は、以下の4つです。

1つ目は、たくさんのスタイルを見て参考にすることです。
SNSでは、たくさんの種類の振袖や着こなし方をチェックできます。
合わせる髪色も様々なパターンで確認できるため、見ていくうちに理想に近いイメージが固まってくるでしょう。

2つ目は、プロに相談してみることです。
知識と経験を持つプロに、客観的な視点でアドバイスをもらうのは非常に参考になります。
自分や家族、友人ではわからないような、振袖との相性に気付けるでしょう。

3つ目は、周りの人の意見を聞いてみることです。
家族や友人は、普段から自分のことを見ているため、どんな色や柄が似合うかがよくわかるでしょう。

4つ目は、振袖の色との相性で考えてみることです。
先に振袖を選んでおき、後からその振袖に合う髪色を考えるのも1つの手でしょう。
振袖との相性で髪色を考えることで、全体に統一感を持たせられます。

□振袖を着る上での黒髪と茶髪の違いは?

黒髪は清楚なイメージがあるため、古典柄の振袖によく合います。
清楚で華やかな古典柄の振袖に、黒髪を合わせることで、より落ち着いた印象や、より上品の優雅な印象を与えられます。
古典柄の振袖を着るために、成人式に向けて髪色を暗くする方も多くいらっしゃいます。

茶髪の中でも、ダークブラウンはどんな振袖にも合わせやすいです。
落ち着きはありつつも、少し明るさもあるため、全体的に明るい印象になりやすいです。

明るい茶髪の場合は、より華やかな柄の振袖がおすすめです。
ピンクや紫、明るいブルーなど、派手さのある個性的な振袖でも、よく似合うでしょう。
モダンな柄の振袖も、明るく着こなせます。

□まとめ

今回は、成人式の髪色について、黒髪にするべきか、また黒髪と他の髪色はどう違うのかといったことについて解説しました。
黒髪には多くの良さがありますが、必ずしも黒髪である必要はありません。
髪色に合った振袖を選べるように、よく比較検討してみてくださいね。

グリーンの振袖が人気!魅力や似合う人の特徴をご紹介!

数年前から、グリーンの振袖の人気が高まってきています。
人気の高まりとともにバリエーションも増えてきており、それに伴って選ぶ人もさらに増えてきています。
今回は、そんなグリーンの振袖の特徴や際立たせるためのメイクのポイントをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

□グリーンの振袖の特徴は?

最近では、昔に比べてグリーンの振袖を選ぶ人が増えています。
では、グリーンの振袖にはどのような特徴や魅力があるのでしょうか。
ここでは、5つの魅力をご紹介します。

1つ目は、穏やかな印象を与えることです。
緑と言えば、植物の色です。
植物には癒しの効果があると言うように、緑色にも癒しの効果が期待できます。

自然を思わせる爽やかな印象があり、穏やかな気分になります。
成人式で大人の第一歩を踏み出す際に、若い植物のような清々しさやフレッシュ感とともに、落ち着いた穏やかな印象を演出できるでしょう。

2つ目は、カラーバリエーションが豊富であることです。
一口にグリーンといっても、さまざまな種類があります。
ポップな印象のグリーンイエローや、深みのある深緑、きらびやかなエメラルドグリーン、和風を演出できる抹茶など、選ぶグリーンの種類によって異なる印象を与えられます。
どのような雰囲気にしたいかによって、選ぶべき色も変わってくるでしょう。

3つ目は、他の色と合わせやすいことです。
緑色は、どんな色にも合いやすいという特徴があります。
植物の茎や葉っぱはたいてい緑色ですが、花の色は多種多様ですよね。
それと同じように、赤やピンクなどの暖色系はもちろん、青や紫などの寒色系の色と合わせてもマッチしやすいです。

4つ目は、花柄を引き立てられることです。
緑色は植物の葉っぱの色なので、花柄がよく引き立ちます。
地色がグリーンの振袖の上に花柄が描かれていれば、鮮やかで美しい見た目になるでしょう。

5つ目は、肌をきれいに見せられることです。
緑色は、黄色人種である日本人の肌によく馴染む色だと言われています。
成人式の晴れの舞台で、肌を美しく見せられるのは大きなメリットですね。

□グリーンの振袖が似合うのはどんな人?

グリーンは振袖の色としてスタンダードな色ではありません。
そのため、自分には似合わないのではないかと思う人も少なくありません。

しかし、今ではグリーンといっても様々な色の振袖が作られており、絵柄も多種多様になっています。
以前に比べて自分に合うデザインのものを見つけやすくなっているため、どんな人でも探せば自分にぴったりのものを見つけられるでしょう。

明るく透明感のある肌や、明るいブラウンの瞳、明るいブラウンのしなやかな髪をお持ちの方には、黄色に近い緑色がよく似合います。
明るく鮮やかなグリーンの振袖を選ぶと良いでしょう。

少し黄色がかった肌にこげ茶色の瞳、しっかりとしたブラウンの髪をお持ちの方には、黄色よりで落ち着いた色のグリーンが合うでしょう。
軽く鮮やかなグリーンよりは、落ち着きのある穏やかなグリーンが似合う方が多いでしょう。

ピンクがかった肌に明るい瞳、柔らかみのあるグレーががった髪をお持ちの方は、明るさのある青みがかったグリーンが合うでしょう。
ピンクがかった肌に目力のある瞳、艶のある黒髪をお持ちの方は、落ち着きのある青みがかったグリーンが合うでしょう。

このように、一口にグリーンと言ってもさまざまな種類があり、色の特徴ごとに似合いやすい肌や瞳、髪色も異なります。
ぜひご自分に合ったグリーンを選んでみてくださいね。

□グリーンの振袖を際立たせるメイクのポイントは?

せっかくグリーンの振袖を着るのであれば、メイクにもこだわって、振袖の鮮やかさを際立たせたいですよね。
ここからは、グリーンの振袖を際立たせるためのメイクのポイントをご紹介します。
ポイントは、大きく分けて4つです。

1つ目は、メイクの色味を統一することです。
メイク全体の色味を統一することで、バランスが良くなり、失敗もしにくくなります。
緑の振袖は印象が強いため、緑に合うカラーでメイク全体に統一感を出すことで、振袖との統一感も生まれます。

2つ目は、赤やオレンジを使うことです。
グリーンの振袖には、赤やオレンジ系のメイクがよく合います。
一般的に、緑と赤はお互いを引き立て合う組み合わせだと言われています。
オレンジも同様、緑との相性が良いです。

3つ目は、リップとチークの色味を合わせることです。
メイク全体の色味を統一することが大切だと述べましたが、中でも特に、リップとチークの色合いを合わせることが大切です。
ただし、赤やオレンジといったハッキリした色を使う場合、リップとチークのどちらもを濃くしてしまわないように注意しましょう。

4つ目は、ゴールド系のアイシャドウを合わせることです。
ラメの入ったアイシャドウをグリーンの振袖に合わせる場合、ゴールド系がよく合います。
振袖のゴージャスさに合った、きらびやかな印象になります。

□まとめ

今回は、グリーンの振袖の特徴や似合う人の特徴、際立たせるためのメイクのポイントについて解説しました。
グリーンの振袖にもたくさんの種類があるため、自分に合ったものをぜひ選んでみてくださいね。

振袖を洋風に着こなす方法は?着こなしのポイントや選び方をご紹介!

振袖と言うと、日本の伝統的な衣装ですが、最近では洋風の着こなしをされる方も増えてきています。
そこで今回は、振袖を洋風に着こなすポイントをご紹介します。
ポイントをしっかりと押さえることで美しい仕上がりにできるため、ぜひ参考にしてみてください。

□振袖は洋風にも着こなせる?

最近では、成人式や結婚式などのおめでたい場面において、洋風の振袖を選ばれる方が増えてきています。
和風の振袖に洋風の要素を取り入れたり、洋風の着こなし方をしたりと言うと、「違和感が出るのではないか」「合わなさそう」などと思われるかもしれません。
確かに、和と洋は真逆と言っても良いもので、下手に合わせるとちぐはぐな印象や、ごちゃごちゃした印象になってしまいます。

しかし、上手にアレンジしたり着こなしたりすることで、現代的かつ個性的なおしゃれな雰囲気を演出できます。
上手な着こなしができれば、洋風のパーティードレスに合わせても違和感が生まれません。

全体のトーンを淡いカラーにして、使用する色の数も抑えてシックな印象にしたり、フリルやレースなどの洋風のドレスの要素を取り入れたりするのが最近の流行です。
さらに個性的なアレンジをしたい方は、ブーツを吐いたり、貴婦人のような手袋を合わせたり、袖口からレースをたっぷりとのぞかせたり、といったアレンジがおすすめです。

こうした洋風のアイテムを振袖などの着物に合わせることは従来ではなかったため、違和感をもたれる方や驚かれる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、10年以上前から和服に洋風のアイテムを合わせる着方は見られるようになってきており、最近ではさらに浸透してきています。

和と洋を組み合わせた個性的で美しい振袖に憧れを持つ方は少なくありません。
「自分らしい個性的な着こなしをしたい」
「伝統的なデザインにとらわれず、現代的な衣装を着たい」
このような考えを持つ方には特に、洋風の振袖はおすすめです。

□振袖を洋風に着こなすポイントは?

では、振袖を洋風に着こなす上ではどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
着こなしのポイントを4つご紹介します。

1つ目は、振袖の色と柄です。
洋風の着こなしをしたい場合はまず、使われている色の数がいないもの、ベースの色がニュアンスカラーのものを選びましょう。
オフホワイトやクリーム色、淡いピンクやグレーなどが合わせやすいです。
柄は、あまりインパクトが強すぎないもの、モダンな柄のものが良いでしょう。

2つ目は、振袖小物です。
振袖小物に洋風のものを選ぶことで、ぐっと洋風の着こなしに近づきます。
重ね襟は、レースやフリルがあしらわれたものを選ぶ方が多いです。
ドレスに使われるような素材を用いた小物を使うことで、洋のイメージを印象づけられます。

3つ目は、個性的なアイテムです。
洋風かつ個性的な見た目にしたいという方は、ブーツやヘッドドレス、レースの手袋などの個性的なアイテムを取り入れてみるのも良いでしょう。

4つ目は、髪型と髪飾りです。
髪型や髪飾りを洋風にするだけでも、見た目の印象は大きく変わります。
ドライフラワーやレース、リボンなどの髪飾りは、恋だけで存在感を発揮し、洋風っぽさを演出します。
振袖は正統派なスタイルがいいけど、一部だけ洋風を取り入れたいという方にもおすすめです。

□振袖選びのポイントは?

洋風に着こなすといっても、振袖を選ぶ以上は、和風のものと同様に振袖選びのポイントをしっかりと押さえることが大切です。
振袖選びで押さえておきたいポイントは、以下の4つです。

1つ目は、身長や体型に合ったものを選ぶことです。
同じ振袖でも、着る人の身長や体型によって見え方は変わります。
身長や体型によって、似合う色や柄は変わってくるため、サンプルを見たときの印象だけでなく、自分に合うかどうかを考えることも大切です。
柄や色をうまく組み合わせれば、体型をすっきり見せることもできるため、ぜひそういった部分も考えてみてください。

2つ目は、肌の色に合った柄や色を選ぶことです。
日本人は黄色人種であるため、若干黄色がかった肌の人が多いです。
ただし、中には黄色っぽさが感じられない肌の人もいます。
「イエローベース」「ブルーベース」という言葉があります。
この言葉のように、黄色っぽさがあるか、青みがあるかによって似合う色や柄も変わってくるでしょう。

3つ目は、理想とするイメージやこだわりを持っておくことです。
カタログなどを見て、ある程度理想のイメージを持っておきましょう。
前もってこだわりを持っておくことで、振袖選びがスムーズに進むでしょう。

4つ目は、第三者のアドバイスも参考にすることです。
自分の考えや家族の意見以外に、第三者のアドバイスを聞くこともうまくいくためのコツです。
着付けを行ってくれるスタッフや担当者は知識や経験が豊富であるため、的確なアドバイスをくれるでしょう。

□まとめ

今回は、振袖を洋風に着こなす方法や、着こなしのポイントについて解説しました。
洋風に着こなすことで、他と差別化でき、印象的な仕上がりにできます。
オリジナリティーを出したい方などは特に、洋風の着こなしも参考にしてみてください。

振袖につけるファーはなんて言う?つける意味は?

成人式の振袖と言うと、肩の部分にファーがついているものをイメージされる方も多いでしょう。
このファーは、一体何のためにつけているのでしょうか。
今回は、振袖のファーについて解説します。
成人式を控えていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてみてください。

□振袖のファーとは?

成人式の振袖と言えば、ふわふわの白いファーが目に浮かびますよね。
この白いファーは、正しくは「ショール」と呼ばれます。

成人式では、多くの方がこのショールを着用していますが、中には、
「みんなと同じになるからつけたくない」
「何の目的でつけるんだろう」
などとお思いの方もいらっしゃるでしょう。

そこでまずは、ショールを着用する目的とマナーについてご紹介します。

*ショールを着用する目的

ショールの一番の役割は「防寒」です。
成人式は、冬真っ只中の1月に行われます。
式典中は屋内で比較的暖かく過ごせますが、式典後は屋外に出て、みんなで写真を撮るといった時間もあるでしょう。
1月の屋外はかなりの寒さになるため、防寒のための対策が必要になります。

和食の防寒と言うと、和装用のコートなども存在しますが、振袖の場合はそういったものは存在しません。
そのため、コートなどの羽織もの以外で防寒具が必要となります。
そこで、ショールが役に立つのです。

振袖は絹で作られているため、比較的暖かいですが、どうしても首の部分はあいてしまいます。
振袖の首元は、にぎり拳1つ分ほど隙間ができてしまうため、そこから風が入ってくるとかなり体が冷えてしまいます。
そういった振袖の特徴からも、体を温めるため、首元にショールが必要となります。

*マナーについて

ショールは、上着やマフラー、手袋などと同様に、防寒具として扱われます。
そのため、式典中など、屋内では外すのがマナーとされています。
成人式以外の場面で振袖を着用した場合でも同様ですので、ショールを身に付ける際には注意しましょう。

□振袖用ショールの種類は?

振袖用のショールには、いくつか種類があります。
主な種類は、以下の通りです。

・ファータイプ
・ベルベットタイプ

このうち、ファータイプはさらに、

・水鳥ショール
・フォックス
・ラビット
・黒いファー

などに分類できます。
それぞれの特徴について見ていきましょう。

「ファータイプ」は、一般的によく見かける、白くてふわふわのショールです。
ファータイプの中でも、「水鳥ショール」は最も安価です。
レンタル用のショールの多くがこちらのタイプになるため、成人式では最もよく見かけられます。

「フォックス」は、毛足が長く、ゴージャスな印象です。
中でもブルーフォックスは肌触りが良く、人気が高いです。
手足が長いため首元が華やかになりますが、その分ボリューム感は大きくなってしまうため、全体のバランスを見て選ぶのが良いでしょう。

ボリューム感が気になる方は、小ぶりのサイズのものを選ぶのもおすすめです。
毛足の長さによる華やかさやゴージャスさは残しつつ、小さくまとめられるため、着物の柄もしっかりと見せられます。

「ラビット」は、毛足が短く、エレガントな見た目が特徴的です。
染色が簡単で、さまざまなカラーやデザインから選べます。
パーティードレスにも合うようなデザインのタイプもあるため、二次会や同窓会でも着用できます。

「黒いファー」のタイプは、白いファーに違和感のある方や、多くの人と被りたくない方におすすめです。
大人っぽさや色っぽさ、かっこよさを演出できるため、印象的な着こなしができるでしょう。

□ショールを付けずに成人式に出ても良い?

ショールを着用する目的や種類についてお伝えしてきましたが、ここまで読んでいただいた方の中には、
「そもそも、ショールって必ず付けないといけないのだろうか」
「ショールを着用せずに成人式に出ても良いのか」
といった疑問をお持ちになった方もいらっしゃるかもしれません。

結論から言うと、ショールを着用せずに成人式に出席しても、全く問題ありません。
あくまでも防寒具であるため、着用するかしないかは、本人の自由です。
多くの方が着用していますが、着用するのがマナーというわけではないのです。

中には、
「着物の柄が隠れてしまうのが嫌だから、着用しない」
「首元にショールをつけるのが苦手だから着用しない」
といった方もいらっしゃいます。

近年では、ポンチョやケープなど、ショール以外の防寒着も販売されています。
そのため、必ずしもショールにこだわる必要はないと言えます。

ただし、ショールの防寒効果は高く、あるのとないのとでは感じる寒さに大きな違いが生じます。
そのため、ショールを着用しない場合は、振袖の下に保温性の高い肌着を身に付けたり、カイロを多めに持ち歩いたりするなどして、厳重に防寒対策を行う必要があるでしょう。

□まとめ

今回は、振袖に合わせる「ファー」すなわち、「ショール」について、着用する意味や種類をご紹介しました。
振袖をより美しく、よりおしゃれに着用するには、ショール選びも重要です。
ショールにもこだわった振袖レンタルをご希望の方は、ぜひMaiにお任せください。

振袖・浴衣・着物は何が違う?それぞれの違いをご紹介!

和服には、さまざまな種類のものがあります。
見かける機会の多い和服としては、振袖や浴衣などが挙げられます。
では、振袖や浴衣、着物などには、どういった違いがあるのでしょうか。
今回は、これらの違いについて解説します。

□振袖・浴衣・着物の違いは?

日本人にとって、着物は非常に馴染み深い衣装です。
普段着る機会はないかもしれませんが、式典やお祭りなど、重要な場面や特別な場面ではよく着用されていますよね。
着物を上手に着こなしている姿を見ると、美しさについ見とれてしまったり、穏やかな気分になったり、といったこともあるでしょう。

そんな着物ですが、浴衣や振袖など、似ているようで少し違うものがいくつかあります。
ここでは、それらの違いについてご紹介します。

*着物とは

着物は、和服とも呼ばれます。
古くから日本で親しまれてきた、伝統的な民族衣装です。
冠婚葬祭や、お呼ばれしたときなどに着用されますが、必ずしも特別な場面で着られる服というわけではありません。
高級感のある着物はもちろん、日常生活でも着ていられるような快適な着物も存在します。

代表的な着物としては、以下のような種類が挙げられます。

・振袖(ふりそで)
・浴衣(ゆかた)
・留袖(とめそで)
・訪問着(ほうもんぎ)

留袖は、既婚女性の和服の第一礼装とされています。
訪問着は、多くの場面で着用できる和服です。

振袖と浴衣については、もう少し詳しく見ていきましょう。

*振袖とは

振袖は着物の一種で、他の着物に比べて袖が長いのが特徴的です。
文字通り、袖を振ることに由来しており、袖がゆらゆらと揺れるシルエットに美しさがあります。
袖の長さは異なりますが、基本的な形は他の着物と同じであるため、着物の一種となります。

江戸時代(1603年〜1868年)の前期に誕生したと言われており、長い歴史のある衣装です。
当時、若い女性が着る和服の袖が次第に長くなっていき、それによって振袖が誕生したと言われています。
ちなみに、袖を振ることは昔の女性の愛情表現のひとつだと言われています。

*浴衣とは

浴衣も、振袖と同様に着物の一種です。
浴衣のルーツは、平安時代に貴族が入浴時に着ていた湯帷子(ゆかたびら)から来ていると言われています。
平安時代のお風呂は現代と違い、蒸し風呂が一般的で、火傷防止や他人に肌を見せないために、湯帷子を着用して入浴していたのです。

のちに、安土桃山時代ごろになると裸で入浴するようになり、浴衣は風呂上がりに肌に残った水分を吸わせるためのものになっていったそうです。
さらに、江戸時代後期ごろになると大衆浴場が普及し、それと同時に、風呂上がりに着てそのまま外を歩ける手軽さから、浴衣が広まっていったそうです。

明治時代には夏の普段着として定着し、現在ではお祭りなど、暑い時期の遊び着として着られています。

□振袖と浴衣の違いとは?

振袖と浴衣にはさまざまな部分で違いがあります。
ここでは、5つの観点から見た違いをご紹介します。

1つ目は、用途です。
振袖は、まだ結婚をしていない女性の第一礼装とされており、フォーマルな場面や華やかな場面で着用するのが望ましいです。
実際に、成人式や卒業式など、式典でよく着られています。
一方で浴衣は、夏祭りや花火大会など、夏のカジュアルな場面に着ていくのがふさわしいです。

2つ目は、素材や生地です。
着物には、絹や木綿、ウール、ポリエステル、麻など、さまざまな素材が使用されます。
この中では絹が最も質が高く、高級品とされています。

最近ではポリエステルの着物も多く、振袖では絹やポリエステルが多く使用されています。
浴衣では、昔は麻が多く用いられていましたが、現在では木綿と麻の混合生地や、ポリエステルの生地が多いです。

3つ目は、身につけるものです。
振袖の場合は、襦袢(じゅばん)というインナーのようなものを身につけます。
浴衣の場合は、襦袢は身につけません。
帯はどちらの場合も身につけますが、浴衣の帯は幅が小さいのが特徴的です。

振袖では足袋を履いた状態で草履を履きます。
対して浴衣では足袋は履かず、素足に下駄を履くのが一般的です。

髪飾りについては、どちらの場合でも身につけられます。
ただし、華やかな場面で着られる振袖に合わせる髪飾りは華々しくインパクトのあるものが多いです。
一方で浴衣の場合は、あまり主張の強すぎない髪飾りがよく合います。
浴衣に派手すぎる髪飾りを合わせると不釣り合いな印象になったり、子供っぽい見た目になったりしてしまいます。

5つ目は、着付け方です。
振袖の場合、着物の格や帯の締め方によって着付け方が異なります。
そのため、一概にこのような着付け方をする、とは言えないのです。
また、帯締めなどが必要になるなど、多くの手間がかかります。
手順は複雑で、数十分あるいは1時間程度かかることもあります。

浴衣の場合は、手軽に着付けができ、早ければ10分程度で終わるでしょう。

□まとめ

今回は、振袖・浴衣・着物の違いについて解説しました。
振袖と浴衣は着物の一種であり、それぞれ違った場面で着用されます。
振袖はレンタルで着られるところも多いため、振袖を着たいという方はぜひ一度レンタルを検討してみてください。