振袖をご検討中の方へ!振袖の収納方法をご紹介します!

成人式のために振袖を検討中の方も多いのではないでしょうか。
成人式で振袖を着た後に収納しますが、高価な振袖は収納方法にも気を遣っておきたいですよね。
振袖のたたみ方も覚えておくと着物を着る機会があった時に後々便利でしょう。
この記事では、振袖を着た後にやっておくべきことや収納方法について紹介します。

□振袖を着た後は?収納前にやっておくべきことを紹介します!

高価で繊細な振袖を綺麗な状態で保管するために、やっておくべきことがあります。
2つ紹介します。

1つ目は、湿気を取り除いておくことです。
振袖に湿気が残った状態で収納してしまうと、カビが生えてしまいます。
収納する前にハンガーにかけて、直射日光の当たらないところで3時間程度風に通しておきましょう。
手触りで乾いていると感じても繊維に湿気が残っている可能性が高いため、しっかり乾燥させておいてください。

小さなシワを伸ばすのにも効果があります。

2つ目は、埃を取り除くことです。
湿気を取り除いたら、襟や袖口をタオルなどで軽く叩いて、埃を落とします。
埃が残っていると、カビが発生する原因にもなるためしっかり落としておきましょう。
汚れが落ちない場合は、クリーニングに出してから収納すると良いでしょう。

□たたみ方の種類をそれぞれ紹介します!

着物や振袖は種類によってたたみ方が異なります。
まず、着物のたたみ方は「本だたみ」「袖だたみ」「夜着だたみ」の3種類があります。

本だたみは、ほとんどの着物で使えるたたみ方です。
男性用、女性用など、着物の種類に関係なく使える基本的なたたみ方です。
着物を持っている方は、まずこの本だたみの方法を覚えておくと良いでしょう。

袖だたみは、一時的に保管したい時のたたみ方です。
先ほど紹介した本だたみは長期的に保存するためのたたみ方に対し、袖だたみは急いでいる時などの一時的に保存するための簡易的なたたみ方です。
立ったままでもたためる方法であるため、脱ぎ着することが多い方や外で着ることが多い方は覚えておくと良いでしょう。

夜着だたみは、留袖や訪問用、子供用の着物に使われることが多いたたみ方です。
折り線が少ないため、模様や刺繍の多い着物を綺麗にたたむ方法です。
着物の模様や刺繍を守り、傷ませずに保管するために覚えておいた方が良いでしょう。

そして、着物のたたみ方と一緒に覚えておくと良いのが、「長襦袢」と「羽織」のたたみ方です。

長襦袢は着物のインナーとして着るものであり、着物のたたみ方とは異なるため一緒に覚えておくと良いでしょう。

羽織は、礼装や防寒のために着物の上から着るものです。
こちらも着物のたたみ方とは異なります。
寒い季節など使用する期間が限られているため、長期間保存するためのたたみ方を覚えておくと良いでしょう。

□たたみ方の8ステップを紹介します!

先述した最も一般的である本だたみの方法を紹介します。
ステップは8つです。

ステップ1は、振袖を置きます。
振袖の頭を左側に、足元の部分を右側になるように綺麗に伸ばして、自分の前に置きます。
その際には、振袖が汚れないように下に何か布を敷いてからおくと良いでしょう。

ステップ2は、脇線に沿って折ります。
まずは、自分がいる手前の前身頃を脇線に沿っております。
その後に、もう片方を脇線に沿っております。
振袖の外側が見えていれば、正しく折れています。

ステップ3は、おくみ線に沿って折り、襟を倒します。
手前に前身頃のおくみと襟をおくみ線に沿って折ります。
おくみで内側になる部分が見えるようにします。
襟の後ろ側の部分も折り込みます。

ステップ4は、両側のおくみ部分と襟部分を重ね合わせます。
手前側のおくみと襟、奥側のおくみと襟をピッタリ重ね合わせます。
少し身頃がだぶついても、気にする必要はありません。

ステップ5は、両側の脇線を重ね合わせます。
奥側の脇線を手前側の脇線に持ってくるようにして、合わせましょう。
裾の方から襟の方へ合わせていくと、合わせやすいでしょう。
その後は、袖部分を合わせます。

ステップ6は、調整します。
端と端を綺麗にピッタリ合わせます。
シワなどを伸ばしながら、全体を整えましょう。

ステップ7は、袖を折ります。
上側の袖を袖のついている位置の奥に折り返します。
そこに被せるように身頃を半分に折ります。

ステップ8は、たたんだ振袖の身頃部分の両側を持って、振袖を裏返します。
裏返したら、まだ折っていない方の袖を被せます。
ここで、崩れないように身頃の両端をしっかり掴んでおくことがポイントです。

これで完成です。

□まとめ

今回は、振袖を着た後にやっておくべきことや収納方法について紹介しました。
高価な振袖を綺麗な状態で保管しておくには、着た後にしっかりケアしておくことが大切です。
そのために、この記事を参考にやっておくべきことを把握しておきましょう。
何か分からないことや悩みがあれば、ぜひMaiにご相談ください。