薔薇の振袖にはどんな意味がある?花柄の持つ意味をご紹介!

薔薇というと西洋の花で、ドレスなどの洋装に合うイメージが強いですよね。
しかし、現代では振袖などの和服に薔薇の柄が用いられることも珍しくありません。
薔薇は数ある西洋の花の中でも和服に合わせやすく、実際、西洋の花としては薔薇が最も振袖の柄に使われていると言われています。
今回は、そんな薔薇の柄が持つ意味についてご紹介します。
薔薇以外の花柄も併せてご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

□振袖に描かれた薔薇にはどんな意味がある?

薔薇は西洋的な柄でありながら、振袖でよく用いられている柄の1つです。
桜や牡丹などの日本らしい花柄ではありませんが、同じくらいの華やかさを持っており、着物の柄として何ら違和感はありません。
そんな薔薇には種類ごとにさまざまな意味を持っており、同じ薔薇でも色が違うことで全く異なる意味を表します。

赤い薔薇は、「愛情」という花言葉を持ちます。
薔薇と言われたとき、多くの方が想像するのが赤い薔薇ではないでしょうか。
最もポピュラーな色で、まっすぐな意味の花言葉を持つ、素敵なお花ですね。
ちなみに、「愛情」以外にも、「あなたを愛しています」「情熱」「熱烈な恋」「恋」「美」「美貌」「私を射止めて」「ロマンス」「I love you」「貞節」「無垢で愛らしい」といった花言葉を持ちます。

ピンクの薔薇は、「上品」という花言葉を持ちます。
ピンクの薔薇は赤い薔薇に比べて柔らかくかわいらしい印象で、ガーリーにまとめたい方におすすめです。
「上品」以外には、「しとやか」「気品」「かわいい人」「美しい少女」「感銘」「愛の誓い」「温かな心」「満足」「愛」「感謝」「感銘」「愛を持つ」「我が心君のみぞ知る」といった花言葉を持ちます。

白い薔薇は、「純潔」という花言葉を持ちます。
花言葉が表すように、白い薔薇には清楚で上品なイメージがあります。
「純潔」以外には、「清純」「尊敬」「心からの尊敬」「私はあなたにふさわしい」「無邪気」「素朴」「恋の吐息」「愛の吐息」「相思相愛」「約束」といった花言葉を持ちます。

青い薔薇は、「奇跡」という花言葉を持ちます。
青い薔薇はもともと作ることが難しく、「奇跡」や「不可能」という意味を持っていました。
しかし現在では生産が可能になっており、そのことから、「夢が叶う」「不可能なことを成し遂げる」などの意味も持つようになりました。
他には、「神の祝福」「神秘的」「喝采(かっさい)」といった花言葉を持っています。

紫の薔薇は、「気品」という花言葉を持ちます。
大人っぽいクールなイメージで、花言葉と見た目の印象が一致しますね。
「気品」以外には、「誇り」「高貴」「尊敬」「上品」「王座」といった花言葉を持ちます。

□薔薇以外の花柄にはどんな意味がある?

薔薇以外にも振袖に使われる花柄には多くの種類があり、それぞれが異なる意味を持っています。
代表的な花柄としては、「桜」「菊」「牡丹」「椿」などが挙げられます。

1.桜
桜は「縁起の良いものごとの始まり」といったことを意味します。
日本を代表する花であり、着物の柄として高い人気を誇っています。
たくさんの花が芽吹く春の象徴でもあり、晴れの舞台にぴったりです。

2.菊
菊は「邪気を払う長寿の象徴」とされています。
秋から冬にかけての花ですが、着物の柄としては季節に関係なく一年中使えます。

3.牡丹
牡丹はその豪華な見た目から「富と地位の象徴」といった意味を持ちます。
振袖では大きく大胆に描かれることが多く、鮮やかで印象的な着こなしができます。

4.椿
椿は冬でも葉を落とさないことから、「永遠の美」「気取らない美しさ」を象徴するとされています。
また、「厄除け」の意味も持っており、縁起の良い花であると言えます。

□松竹梅の振袖にはどんな意味がある?

他に人気の高い柄としては、「松」「竹」「梅」が挙げられます。
これらの植物も、それぞれが深い意味を持っています。

*松

松は一年中枯れることなく、冬でも葉を絶やさないことから、「不老長寿」の象徴とされています。
枝まで細かく描かれているものから、松の中に四季の草花が描かれているものなど、振袖によってさまざまな描かれ方がされています。

*竹

竹は折れにくく、まっすぐ伸びることから「成長」「生命力」を象徴します。
他の動植物と組み合わせて描かれることが多く、美しい風情が特徴的です。

*梅

梅は寒さの厳しい冬に花を咲かせることから「忍耐」「清廉潔白」を象徴します。
伝統的な柄ですが、かわいらしい見た目からポップに描かれることも多く、幅広いタイプの振袖で描かれています。

□まとめ

今回は、振袖に描かれる薔薇の柄が持つ意味や、その他の花柄の意味をご紹介しました。
薔薇は色によってさまざまな意味を持ちます。
赤は「愛情」、ピンクは「上品」、青は「奇跡」など、それぞれが素敵な意味を持っているため、薔薇の柄を選ぶ際には、ぜひその意味にも注目してみてください。

Maiでは、レンタルでありながら新品の振袖をお選びいただけます。
「レンタルで十分だけど、誰かが着たものは着たくない」
こういったご要望にも対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。