帯締めとは、帯の上に重ねる細い紐のことを指し、振袖全体のアクセントにもなります。
帯の締め方にも種類はたくさんあり、アレンジ次第で同じ着物でも印象が大きく変わりますが、帯締めの結び方も大切です。
しかし、なかなか帯締めの結び方にはどんなものがあるのかわからないですよね。
そこで今回は、帯締めの結び方について解説します。
□結び方の代表3種類!
まず、帯締めの前に重要となる帯のオーソドックスな結び方を3つ紹介します。
帯が基本的な結び方でも、帯締めの結び方次第で一味違ったテイストに仕上がりますよ。
*文庫結び
文庫結びとは、帯の真ん中に結び目を作り、左右の羽を下に垂らす結び方のことです。
帯の結び目が水平なため、小さなリボンの湯王に見えるのが特徴的で、江戸時代から女性の間で親しまれてきました。
結び目の上から帯の橋を少し出したり結び目を隠すために帯をもう一周巻いたりとアレンジもおすすめです。
*立て矢結び
立て矢結びとは、右側の羽が斜め下になるように結ぶことで矢を背負っているように見せる結び方です。
凛々しくかっこいい着こなしがお好みの方は、さらに帯を黒くすればより一層立て矢結びの良さが引き立ちます。
*お太鼓結び
お太鼓結びとは、長方形に見えるように帯を締めることです。
一重太鼓と二重太鼓の2種類があり、二重太鼓の場合は横から見ると正方形の部分が重なって見えます。
完全に長方形に仕切らず、上からリボンのような形を重ねるアレンジをすれば華やかに仕上がりますよ。
□振袖と相性の良い帯締めのアレンジ方法
帯締めは帯の真ん中に添えられるため、結び方次第でさまざまな印象をもたらしてくれます。
帯締め自体もさまざまな種類があるので、帯や振袖と合わせながら比較してみてください。
遊び心を加えたい方には、デザイン性の高いアレンジがおすすめです。
大人っぽい印象にするには「藤結び」、華やかな印象にするには帯締めの先を花の形にする「桜結び」、かわいらしい印象にするにはハート形を作る「ハート結び」はいかがでしょうか。
帯締めそのものに飾りがついていたり複数に紐で先端が分けられている場合は、あえてアレンジをしなくてもおしゃれに仕上がります。
また、振袖の鮮やかなデザインとのバランスを考慮し、シンプルに結ぶのも素敵です。
□まとめ
帯締めの結び方は注目されることが少ないですが、帯の結び方と同様、アレンジ次第で印象が左右される大切な要素です。
振袖全体の雰囲気やバランスと相談しながら、帯締めの締め方を考えてみると華やかな振袖姿になりますよ。
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