和モダンの振袖はどんな振袖?特徴や魅力をご紹介!

振袖をいざ選ぼうと思っても、あまりの種類の多さにどう選べば良いか分からなくなってしまうという方は少なくありません。
そのようにお困りの方はまず、振袖の系統を絞って見てみるのも1つの手です。
どの系統の振袖を着たいかが分かれば、ある程度見るべき振袖を絞れるからです。
そこで今回は、人気の高い振袖の系統の1つである「和モダン」の振袖をご紹介します。
ぜひ振袖選びの参考にしてみてください。

□和モダンの振袖とは?

*和モダンとは?

そもそも、「和モダン」とはどういう意味の言葉なのでしょうか。

和モダンとは、日本の伝統である和と現代的なスタイリッシュなデザインを融合させたデザインのことです。
インテリアに関して「和モダン」という言葉がよく使われますが、ファッションやグラフィックデザインの分野においても注目を集めています。
振袖は、そもそもが和の衣装であるため、和モダンの振袖は、伝統的な本来の振袖に現代的なデザインをプラスした新しいかたちの振袖だと言えます。

*和モダンの振袖の魅力

1.伝統的な美しさと今っぽさのどちらの良さも感じられる
和モダンの振袖の最大の魅力は、昔ながらの伝統的な美しさと現代的なデザインのいいとこ取りができることです。
「せっかく振袖を着るんだから、着物の良さを出したい」
「他の人とはひと味違う、個性的な振袖を着たい」
こうした思いを両方実現できるのが、和モダンの振袖の良さです。

2.印象的な見た目に仕上がる
昔と今のデザインが合わさった和モダンの振袖は、他の振袖に比べてファッション性の高い印象的な見た目に仕上がります。
そのため、成人式で周りの人よりも目立ちたいという方には非常におすすめの振袖だと言えます。
もちろん、和モダンと言ってもそのデザインはさまざまであるため、「個性は出したいけれど目立ちたいわけでない」といった方は、落ち着いたデザインの和モダン振袖を選べます。
伝統的な古典柄に比べてデザインの自由度が上がるといった部分も、和モダン振袖ならではのメリットです。

3.個性的な写真を撮れる
和モダンの振袖はさまざまなロケーションとの相性が良いため、前撮り写真の自由度も上がります。
伝統的な古典柄の振袖だと、街中や現代的なセットを背景に写真を撮ると違和感が出てしまいがちですが、和モダンであれば違和感なく合わせやすいです。
和と現代の融合といったイメージで、あえてコンクリートなどの無機質なロケーションを選ぶことで、ハイセンスな前撮り写真を撮影できるでしょう。
インスタ映えするフォトジェニックな写真を撮るには、和モダンの振袖はぴったりです。

*和モダンの振袖を着こなすポイント

和モダン振袖のファンション性の高さを最大限発揮しつつ上手に着こなすためには、振袖と小物にバランス良く和のテイストとモダンのテイストを取り入れることが大切です。
例えば、振袖に和の要素が多く含まれているのであれば、帯やバッグ、草履などの小物でモダンの要素を押し出すことで、上手にバランスが取れるでしょう。
反対にモダンな印象が強い振袖であれば、小物を和のテイストで揃えることで、絶妙なバランスを生み出せます。
小物を選ぶ際には、小物同士の柄やカラーを揃える意識を持つと、全体的にまとまった印象の和モダンコーデを作りやすくなるでしょう。

□古典柄とモダン柄の違いは?

ここまでで、和モダンは伝統的なデザインに現代的な要素をプラスしたデザインであるとお伝えしてきました。
このことから、和モダンは伝統的な「古典柄」と現代的な「モダン柄」を組み合わせたデザインであるということが言えます。
そこでここからは、和モダンのデザインの元である、「古典柄」と「モダン柄」の違いをご紹介します。

「古典柄」の振袖には、古くから着物のデザインとして用いられてきたモチーフが描かれています。
例えば、以下のようなモチーフがよく使われています。

・菊、桜、梅、藤、牡丹、竹、松などの日本らしい花や植物
・御簾(みす)、檜扇(ひおうぎ)、御所車、貝桶、鞠など優雅な道具類
・花菱、七宝、青海波(せいがいは)などの「吉祥文様」

他の特徴としては、赤やピンクなどの晴れの日らしい鮮やかな地色に、華やかな総柄のデザインが描かれているものが多いことが挙げられます。

一方、「モダン柄」の振袖は、古典柄では見られないような現代的なモチーフや色使いが特徴的です。
例えば、以下のようなモチーフがよく使われています。

・薔薇、百合、チューリップなどの洋花模様
・ストライプや市松模様などの現代的なデザイン
・現代風の色づかい

一口にモダン柄と言っても、モード系やポップなデザインなど、さまざまなモダン柄が存在します。
大正時代には斬新なデザインのモダン柄の振袖が数多く登場したため、大正ロマン風の振袖を「レトロモダン」と呼ぶこともあります。

このように、古典柄とモダン柄は真逆の特徴を持つデザインです。
一見すると相容れないように思える2つのデザインですが、これらが合わさって「和モダン」となったときに、ファッション性の高い独特な魅力が生まれるのです。

□まとめ

今回は、和モダンの振袖についてご紹介しました。
和モダンの振袖は過去と現在が混ざったような独特なデザインで、他の振袖にはない魅力をたくさん持っています。
古き良き振袖にはない魅力を求める方や、個性的な前撮り写真を撮りたいといった方は、ぜひ和モダンの振袖を実際にご覧になってみてください。

Maiでは、和モダンをはじめとして、豊富な種類の振袖を取り揃えております。
成人式で他とは違う個性的な振袖を着たいという方は、ぜひご相談ください。
あなたにピッタリの1着をご提供します。

薔薇の振袖にはどんな意味がある?花柄の持つ意味をご紹介!

薔薇というと西洋の花で、ドレスなどの洋装に合うイメージが強いですよね。
しかし、現代では振袖などの和服に薔薇の柄が用いられることも珍しくありません。
薔薇は数ある西洋の花の中でも和服に合わせやすく、実際、西洋の花としては薔薇が最も振袖の柄に使われていると言われています。
今回は、そんな薔薇の柄が持つ意味についてご紹介します。
薔薇以外の花柄も併せてご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

□振袖に描かれた薔薇にはどんな意味がある?

薔薇は西洋的な柄でありながら、振袖でよく用いられている柄の1つです。
桜や牡丹などの日本らしい花柄ではありませんが、同じくらいの華やかさを持っており、着物の柄として何ら違和感はありません。
そんな薔薇には種類ごとにさまざまな意味を持っており、同じ薔薇でも色が違うことで全く異なる意味を表します。

赤い薔薇は、「愛情」という花言葉を持ちます。
薔薇と言われたとき、多くの方が想像するのが赤い薔薇ではないでしょうか。
最もポピュラーな色で、まっすぐな意味の花言葉を持つ、素敵なお花ですね。
ちなみに、「愛情」以外にも、「あなたを愛しています」「情熱」「熱烈な恋」「恋」「美」「美貌」「私を射止めて」「ロマンス」「I love you」「貞節」「無垢で愛らしい」といった花言葉を持ちます。

ピンクの薔薇は、「上品」という花言葉を持ちます。
ピンクの薔薇は赤い薔薇に比べて柔らかくかわいらしい印象で、ガーリーにまとめたい方におすすめです。
「上品」以外には、「しとやか」「気品」「かわいい人」「美しい少女」「感銘」「愛の誓い」「温かな心」「満足」「愛」「感謝」「感銘」「愛を持つ」「我が心君のみぞ知る」といった花言葉を持ちます。

白い薔薇は、「純潔」という花言葉を持ちます。
花言葉が表すように、白い薔薇には清楚で上品なイメージがあります。
「純潔」以外には、「清純」「尊敬」「心からの尊敬」「私はあなたにふさわしい」「無邪気」「素朴」「恋の吐息」「愛の吐息」「相思相愛」「約束」といった花言葉を持ちます。

青い薔薇は、「奇跡」という花言葉を持ちます。
青い薔薇はもともと作ることが難しく、「奇跡」や「不可能」という意味を持っていました。
しかし現在では生産が可能になっており、そのことから、「夢が叶う」「不可能なことを成し遂げる」などの意味も持つようになりました。
他には、「神の祝福」「神秘的」「喝采(かっさい)」といった花言葉を持っています。

紫の薔薇は、「気品」という花言葉を持ちます。
大人っぽいクールなイメージで、花言葉と見た目の印象が一致しますね。
「気品」以外には、「誇り」「高貴」「尊敬」「上品」「王座」といった花言葉を持ちます。

□薔薇以外の花柄にはどんな意味がある?

薔薇以外にも振袖に使われる花柄には多くの種類があり、それぞれが異なる意味を持っています。
代表的な花柄としては、「桜」「菊」「牡丹」「椿」などが挙げられます。

1.桜
桜は「縁起の良いものごとの始まり」といったことを意味します。
日本を代表する花であり、着物の柄として高い人気を誇っています。
たくさんの花が芽吹く春の象徴でもあり、晴れの舞台にぴったりです。

2.菊
菊は「邪気を払う長寿の象徴」とされています。
秋から冬にかけての花ですが、着物の柄としては季節に関係なく一年中使えます。

3.牡丹
牡丹はその豪華な見た目から「富と地位の象徴」といった意味を持ちます。
振袖では大きく大胆に描かれることが多く、鮮やかで印象的な着こなしができます。

4.椿
椿は冬でも葉を落とさないことから、「永遠の美」「気取らない美しさ」を象徴するとされています。
また、「厄除け」の意味も持っており、縁起の良い花であると言えます。

□松竹梅の振袖にはどんな意味がある?

他に人気の高い柄としては、「松」「竹」「梅」が挙げられます。
これらの植物も、それぞれが深い意味を持っています。

*松

松は一年中枯れることなく、冬でも葉を絶やさないことから、「不老長寿」の象徴とされています。
枝まで細かく描かれているものから、松の中に四季の草花が描かれているものなど、振袖によってさまざまな描かれ方がされています。

*竹

竹は折れにくく、まっすぐ伸びることから「成長」「生命力」を象徴します。
他の動植物と組み合わせて描かれることが多く、美しい風情が特徴的です。

*梅

梅は寒さの厳しい冬に花を咲かせることから「忍耐」「清廉潔白」を象徴します。
伝統的な柄ですが、かわいらしい見た目からポップに描かれることも多く、幅広いタイプの振袖で描かれています。

□まとめ

今回は、振袖に描かれる薔薇の柄が持つ意味や、その他の花柄の意味をご紹介しました。
薔薇は色によってさまざまな意味を持ちます。
赤は「愛情」、ピンクは「上品」、青は「奇跡」など、それぞれが素敵な意味を持っているため、薔薇の柄を選ぶ際には、ぜひその意味にも注目してみてください。

Maiでは、レンタルでありながら新品の振袖をお選びいただけます。
「レンタルで十分だけど、誰かが着たものは着たくない」
こういったご要望にも対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

振袖に描かれた牡丹にはどんな意味がある?花柄の意味をご紹介!

成人式で着る振袖には、多くの柄の種類があります。
どんな柄を選ぶかによって見た目の印象に違いが出るのはもちろん、柄ごとに持つ意味が異なるため、選ぶ柄によって振袖を着る意味合いにも違いが出てきます。
例えば、人気の高い花柄の1つである「牡丹」は、その意味から晴れの日にふさわしい振袖の柄です・
今回は、そんな牡丹の柄が持つ意味についてご紹介します。

□振袖の牡丹の柄が持つ意味は?

*牡丹はどんな花?

牡丹は、古くから「百花の王」と呼ばれています。
そのように呼ばれる理由は、花としての美しさにあります。

牡丹の花はサイズが大きく、大輪の花を咲かせます。
花弁も上品で美しく、見とれるような魅力がある花です。
花が咲く前は硬くて小さいつぼみですが、一度花開くと、ふっくらとした見事な見た目に生まれ変わります。
昔から「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿はユリの花」と表現されているように、牡丹は美しさを象徴する花なのです。

*牡丹柄が持つ意味

こうした美しくきらびやかな見た目の印象から、牡丹は「富貴」や「幸せ」を意味する花として着物の柄に使われています。
豪華な花であるため、かつては身分の高い人だけが牡丹柄の着物を着ることが許されたとも言われています。
このように美しく縁起の良い牡丹柄は、晴れの日に着る振袖の柄として大変ふさわしいと言えるでしょう。

デザイン面に関しては、牡丹は大きく大胆に描かれることが多いため、比較的印象の強い見た目になりやすいです。
そのため、「華やかで印象的な着こなしをしたい」「大胆にかっこよく着こなしたい」といった方におすすめの柄です。

□その他の花柄はどんな意味を持っている?

牡丹以外にも、多くの花が振袖の柄として使われています。
その花が持つ意味も知ることで、振袖がより思い出深いものになるでしょう。
代表的なものをいくつか見ていきましょう。

1.桜
桜は、日本を象徴する花の1つです。
誰もが知っている花で、100円玉の絵柄としても用いられていますね。
毎年美しく咲き誇る姿から、「華やかさ」や「繁栄」といった意味を持っています。
また、春に芽吹いて花を咲かせることから、ものごとの始まりといった意味もあります。
大人の仲間入りをする成人式にぴったりの柄だと言えるでしょう。

2.菊
菊は、皇室の御紋にも使われているたいへん高貴な花です。
古くから「邪気を払う縁起の良い花」とされており、「無病息災」「長寿」「邪気払い」「心身の安定」など、さまざまな意味を持っています。
丸みを帯びた形が可愛らしい万寿菊や、大胆な柄として描かれる乱菊など、表現の幅が広いことも菊ならではの魅力です。

3.梅
梅は伝統的かつ可愛らしい印象を与える花で、古典柄からモダン柄まで、さまざまな振袖に用いられています。
「忍耐力」や「美しさ」を表す、美しくも力強さを持った花とされており、「産め」との掛詞から、安産祈願の意味も込められています。
中国では逆境に耐える人生の理想といった意味合いもあり、縁起の良さを感じさせます。

4.藤
藤の花は、上品な紫色が特徴的です。
日本では古くから紫色は高貴な色とされてきたため、藤の花にも高貴なイメージがあります。
藤は繁殖力が強い植物で、他の樹木に絡みながら成長していく姿から、「長寿」や「子孫繁栄」の象徴とされています。
また、「不二(2つとないこと)」「不死」とかけて、その縁起の良さから名前や家紋にも多く取り入れられてきました。

5.橘(たちばな)
橘(たちばな)は、ミカン科ミカン属の植物で、柑橘類の一種です。
古代日本の蜜柑(みかん)は橘のことを指し、『古事記』では不老不死の理想郷である「常世(とこよ)の国」に存在する植物として、「長寿」「元気な子供を授かる」などの意味を持つとされています。
吉祥文様は中国から伝わったものが大半ですが、橘は日本で生まれた数少ない文様の1つだと言われています。

6.菖蒲(しょうぶ)
菖蒲(しょうぶ)は、古来より解毒作用のある薬草として重宝されてきました。
勝負の花が発する香りは厄災を払うと言われ、魔除けやお守りとしても使われてきました。
5月5日の端午の節句に菖蒲を飾ったり、菖蒲酒を飲んだりする風習は、魔除けの意味からきているものであると言われています。

7.椿(つばき)
椿(つばき)は春を表す花で、椿油などの副産物をもたらします。
花だけが首からぽとりと落ちるため、武家の間では縁起の悪い花とされていましたが、一方で神秘的な力を秘めた花とも考えられており、「永遠の美」といった意味が込められています。
シンプルで清楚な花といったイメージがあるため、凛とした美しい着こなしができるでしょう。

□まとめ

今回は、牡丹の柄が持つ意味と、その他の花柄の意味をご紹介しました。
振袖に使われる牡丹の柄には、「富貴」や「幸せ」といった意味があります。
人の目を引くような華やかさがある柄であり、意味の面でも縁起の良さがあります。
成人式のような晴れの日にぴったりの柄ですので、振袖選びで迷っている方は、ぜひ牡丹の柄を選んでみてはいかがでしょうか。

Maiでは4000着の振袖を取り揃えており、幅広い選択肢からご検討いただけます。
牡丹の柄をはじめ、さまざまな花柄からお選びいただけるため、きっとあなたに合った1着が見つかるでしょう。

高身長の人に合った振袖選びのコツは?振袖を見つけるコツなどもご紹介!

振袖は、どんな色や柄を選ぶかも重要ですが、それと同じかそれ以上に、体型に合ったものを選ぶことも重要です。
今回は、高身長の人の振袖の選び方のポイントや、体型をカバーする選び方についてご紹介します。
少しでも振袖選びの参考にしていただければ幸いです。

□高身長の人の振袖の選び方は?

冒頭で述べたように、身長や体型によって最も似合う振袖の色や柄には違いがあります。
カタログや画像を見て、かわいいと思った振袖でも、モデルとなっている人の身長や体型が自分と大きく違う場合、同じように着こなせるとは限りません。
最も美しく着こなすためには、自分の身長や体型に合ったものを選ぶことが大切です。

高身長の人の場合、以下のポイントを押さえた振袖選びをしましょう。
4つのポイントをご紹介します。

1つ目は、大柄で華やかなものを選ぶことです。
高身長の人に似合う柄は、全体に柄が散りばめられた総柄や、大きく描かれた柄、レトロ柄などです。
高身長の人は低身長の人に比べて、振袖を着たときに生地の面積が大きくなります。

そのため、総柄や大きな柄でも重い印象になりづらいです。
むしろ華やかな印象や豪華な印象を引き出せます。

一方で、柄の小さいものや柄が少ないものは、高身長の人が着ると物足りない印象になってしまいがちです。
身長が高い分、生地の面積が広くなるため、無地の部分が大きいと寂しい印象になってしまうことがあります。
柄の部分が少ない振袖を選ぶ場合は、生地の色や帯、小物選びでカバーしましょう。

2つ目は、濃い色や鮮やかな色を選ぶことです。
高身長の人には、コントラストが強い色や、はっきりとした濃い色がよく似合います。
具体的には、赤や黒、あるいは黄色や濃い緑などの多色使いの華やかなものが似合うでしょう。
最近人気の高いレトロポップの柄も、高身長の人は上手に着こなせます。
シンプルなデザインを選ぶ場合は特に、濃い色を選ぶと良いでしょう。

3つ目は、着付けとヘアセットのポイントを押さえることです。
高身長の人が振袖を着るときには、帯を低めにするのがポイントです。
一般的には帯はバストの下あたりで巻きますが、高身長の人はそれよりも低い位置で巻いた方が上品に見えます。
低い位置で帯を巻くと緩みやすくなるため、着付けのときにはきつく結びましょう。

ヘアセットに関しては、高身長の人の中でも人それぞれなので、自分が好きな髪型を選ぶと良いでしょう。
高身長の人にはシンプルなまとめ髪がよく似合いますが、選ぶ振袖や顔立ちによっては大人っぽくなりすぎると感じるかもしれません。
そのような場合は、ふんわりとしたポニーテールなど、柔らかくてかわいい印象のあるヘアセットを取り入れてみても良いでしょう。

4つ目は、早めに振袖を確保しておくことです。
振袖をレンタルするにしても購入するにしても、高身長の人は早めに確保しておくと良いでしょう。
高身長の人に対応した振袖には数に限りがあるため、選択肢が多いうちに理想に近いものを確保するのがポイントです。
最近では2年前から探し始める人もいるため、自分で思っているよりも早めに動き出すと良いでしょう。

□体型をカバーする振袖の選び方は?

振袖選びでは、体型をカバーする選び方のコツもあります。
体型をどのようにカバーしたいかによって選ぶべき振袖の種類も変わってくるため、要チェックです。

体型のボリュームを抑えたい場合は、濃い色の振袖を選ぶと良いでしょう。
寒色系や暗めのトーンの色は、引き締まった体型に見せる効果があります。
柄はすっきりとしたデザインやシンプルなデザインがおすすめです。

斜め方向や縦方向に広がる柄を選ぶと、縦長効果でよりスマートに見えるでしょう。
また、下半身に比べて上半身の柄が少ないものも、全体的にすっきりとした印象になりやすいです。

反対に、ボリュームを出したい場合は、明るい色合いの振袖がおすすめです。
寒色系よりも、パステル系などの温かみのある色合いを選ぶことで、ふっくらとした柔らかみのある印象にしやすくなるでしょう。
ボリューム感を出すためには、横方向に広がりのある柄を選ぶのがポイントです。

□小さいサイズの振袖を着るとどうなる?

高身長の方の場合、お気に入りの振袖が見つからず、やむを得ず小さいサイズの振袖を着ることになってしまうケースもあります。
しかし、体に合っていない小さいサイズの振袖は、着崩れしやすくなったり、丈が短くなったりと、上手に着こなすことが難しいです。

ちょっとした動きで着崩れが起こり、動くたびに気になってしまうかもしれません。
丈が短くなると手首が見えてしまい、着姿としてあまり美しくなりません。
理想的なサイズは、手首のくるぶしが隠れる程度です。

□高身長の人に合った振袖を見つけるコツは?

高身長の人に合った振袖を見つけるためには、早い時期から振袖を探しておくことが大切です。
身長が高い人は、自分の体型に合った振袖を見つけるのに苦労するケースもあります。
すでに振袖が少なくなってきたタイミングで探し始めると、自分の体型に合っていて、なおかつデザインが魅力的なものを見つけられないかもしれません。
そうならないように、早くから動いておくことをおすすめします。

□まとめ

今回は、高身長の女性の振袖の選び方や見つけ方、体型をカバーする選び方などについて解説しました。
高身長の人には、高身長の人に合った振袖の選び方があります。
上手に振袖を選んで、美しく着こなしてみてくださいね。

古典柄の振袖とレトロ柄の振袖はどう違う?それぞれの特徴をご紹介!

振袖は色だけでなく、柄にも様々なバリエーションがあります。
今回は人気の高い柄である、古典柄とレトロ柄に注目して、それぞれの特徴や違いをご紹介します。
成人式の振袖選びでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

□古典柄はどんな柄?

*古典柄の特徴は?

多くの方が選ばれるオーソドックスな振袖の柄として、「古典柄」があります。
古典柄と聞くと、「昔のもの」「古くさい」などといった印象を抱かれる方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、古典柄は現代でも非常に人気が高く、古臭さというよりも、日本らしい伝統的な美しさを表現できます。

古典柄以外の柄も一般的になった現在でさえ、古典柄は王道として高い人気を誇っています。
歴史ある伝統的な衣装を着られる機会は限られているため、そういった点でも古典柄は非常に魅力的だと言えるでしょう。

*古典柄が持つ意味は?

また、古典柄はそれぞれの柄が意味を持っているという点でも、他の柄とは異なります。

おおまかな柄の種類としては、「花柄」「鳥や蝶」「吉祥文様」「有職文様」が挙げられます。

「花柄」は、古典柄の中でもスタンダードな模様です。
桜、菊、牡丹、椿、薔薇などの柄があります。
それぞれが花の種類ごとに異なる意味を持っています。
例えば桜は、新たに花が芽吹く春を象徴する文様として、「縁起の良い物事の始まり」や「豊かさ」といった意味を持ちます。

「鳥や蝶」は、縁起が良いとされている生き物の柄です。
鳥の柄では、鶴、孔雀、鳳凰などが描かれます。
こちらも花と同様に、鳥の種類ごとに異なる意味を持ちます。
例えば鶴は、長寿を意味する文様です。
つがいの場合は、「夫婦円満」を意味します。

「吉祥文様」は、縁起が良いとされる動植物などを描いた文様です。
麻の葉文様、市松文様、唐草文様などが挙げられます。
例えば市松模様は、子孫繁栄や事業拡大などを意味します。

「有職文様」は、もともとは海外から伝来した模様ですが、平安時代以降、長く日本で用いられてきた伝統的な文様です。
七宝文、亀甲文、花菱文などがあります。
例えば亀甲文は、正六角形が並んだ幾何学的な模様で、長寿を意味します。

□レトロ柄はどんな柄?

*レトロ柄の特徴は?

レトロ柄も、人気の高い柄の1つです。
レトロという言葉はよく耳にしますが、どういう意味を指すのでしょうか。
レトロの語源は「retrospective」で、「懐古的な」といった意味を持ちます。

レトロと言うと「古い」といった印象がありますが、伝統的な古さを持つ古典柄と違い、懐古的な古さを持つのがレトロ柄です。
昭和や大正をイメージさせるような懐かしさが感じられます。

*レトロ柄の良さは?

レトロ柄は、伝統的な古典柄に比べ、個性を出しやすいです。
色柄デザインも豊富であるため、他の人とかぶる可能性も低いでしょう。
原色を取り入れたカラーリングや大胆な花模様、独特な幾何学模様など、古典柄とは大きく違った良さがあります。

大正浪漫を感じられるようなレトロ色の強い柄があるのはもちろん、現代的な要素を多めに取り入れたポップなレトロ柄もあります。
また、振袖に帽子を合わせたり、かんざしやスカーフを組み合わせたりして、レトロで大正ロマン的な着こなしもできます。
和服である振袖に敢えてフリルを取り入れたり、ブーツを合わせたりして、洋の要素を取り入れるなど、上級者向けの着こなしもできます。
こうした着こなしの自由度の高さも、レトロ柄の魅力の1つです。

□振袖選びのポイントは?

古典柄とレトロ柄のそれぞれの特徴や違いについてご紹介しました。
続いては、このどちらの柄にも共通する、振袖選びで押さえておきたいポイント3つをご紹介します。

1つ目は、身長や体型に合ったものを選ぶことです。
同じ振袖でも、着る人の身長や体型によって見え方は変わります。
背の高い人と小柄な人では、同じ色や柄であっても、見る人が受ける印象が変わります。
身長や体型によって似合う色や柄は異なるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

ネット上の写真やカタログを見て、「自分も同じような振袖を着たい」と思ったときは、まずは自分の身長と体型に合うかどうかを考えると良いでしょう。
好みや流行だけで決めるのではなく、自分に合ったものを選ぶのが、美しく着こなすコツです。

2つ目は、肌色に合った色や柄を選ぶことです。
身長や体型と同じように、肌の色によっても似合う色や柄には違いがあります。
日本人は黄色人種であるため、黄色がかった肌色の人が多いですが、色黒の人や色白の人もいます。

また、「イエローベース」「ブルーベース」といった、肌の色による分類もできます。
自分がイエローベースかブルーベースかということも、振袖選びの1つの参考にできるでしょう。

3つ目は、理想のイメージやこだわりをはっきりさせておくことです。
実際に振袖を選ぶ前に、カタログや写真を見て、理想のイメージをある程度固めておくことをおすすめします。
前もってイメージを持っておくことで、振袖選びがスムーズに進みます。

□まとめ

今回は、古典柄とレトロ柄の特徴、振袖選びのポイントについて解説しました。
古典柄とレトロ柄には、それぞれ異なった良さがあります。
振袖選びのポイントを押さえつつ、自分にとってどちらの方がより魅力的かを考えながら選んでみてくださいね。

高い振袖・安い振袖の特徴は?柄による違いはある?

「一生に一度の成人式だから、あまり安っぽい振袖は着たくない」
「どうせなら良い振袖を着たい」
成人式を控えていらっしゃる女性の多くは、このような考えをお持ちなのではないでしょうか。
成人式は一生に一度であるため、どの振袖を選ぶかはとても重要ですよね。
今回は、高い振袖の見分け方や、高級振袖を選ぶときのポイントを紹介します。

□高い振袖の見分け方は?

高い振袖を見分けるときのポイントとしては、主に以下の4つが挙げられます。

1つ目は、生地です。
使っている生地が違えば、振袖としての価値にも違いが生まれます。
生地には高いものと安いものがあります。
高いものを使っている振袖であれば、当然価値は高くなります。

高い着物でよく使われている生地は、絹や木綿、麻です。
この中でも、絹は特に高級な生地とされています。
絹の中でも、正絹(しょうけん)と呼ばれる、純粋な絹だけで作られた生地は、最も価値の高いものとされています。

木綿と麻は、どちらも肌触りが良い上に風通しも良く、着心地に優れています。
夏に着る着物の素材としてよく使われます。

反対に安い振袖の生地として使われるのは、ポリエステルやウールです。
ポリエステルは広く衣料品の生地として使われており、比較的安価で手に入ります。
大量生産が可能であることから、生地としての価値はあまり高くありません。

ウールは冬物の衣料によく使用されており、保温効果が高いことが特徴です。
生地としての価値は高くありませんが、どちらも自宅で洗濯ができるなど、取り扱いが楽という良さがあります。

2つ目は、縫い方です。
どんな縫い方で作られているかも、価値に影響します。
高い着物は、安い着物に比べて使われている糸の本数が多いため、ずっしりとした重みが感じられます。
また、縫い方の丁寧さにも、高いものと安いものとでは差が見られます。

3つ目は、染め方です。
着物の染め方には、「インクジェットプリント」と「手染め」の2種類があります。
機械を使用するインクジェットプリントよりも、手作業で行う手染めの方が、振袖の価値が高くなります。
インクジェットプリントと手染めを見分ける方法は、生地の裏面を見ることです。
インクジェットプリントは通常、生地の表面だけでプリントを行うため、裏面は白いままです。

このほかにも、「型染」や「手描染」などの止め方があります。
型染は手作業ではあるものの、手染めに比べると安価で購入できます。
手描染も同じく手作業ですが、型染に比べると価格は高くなります。

4つ目は、証紙の有無です。
証紙とは、着物が本物であることを組合が公的に認めた証です。
証紙があることは、高級であることの証です。
証紙がないからといって価値が低いということにはなりませんが、証紙があればその着物の価値は保証されていると言えるでしょう。

□高い振袖・安い振袖の柄は?

高い振袖と安い振袖で、柄にはどのような違いがあるのでしょうか。
結論から言うと、高い振袖と安い振袖で柄に違いは生まれません。
高級な柄や安っぽい柄が決まっているわけではないため、使われている柄で価値が決まることは基本的にありません。

どんな柄が描かれているかではなく、その柄がどのように描かれているかによって価値が変わります。
前述したように、高い着物と安い着物では染め方に違いがあります。
同じ柄でも、機械によるプリントと手描きでは仕上がりが異なるため、振袖としての価値に違いが生まれます。
例えば、絞りの施された振袖は人気が高いですが、プリントによって柄が印刷された「絞り風の柄」になると、重厚感のある質感や凹凸がなくなり、安っぽく見えてしまいます。

振袖を見るときは、柄自体に注目することも大切ですが、柄の質感や凹凸に注目することも大切です。

□高級振袖を選びたいときにはどうすれば良い?

*高級振袖で見るべきポイントは?

「せっかくの成人式だから」と、高級振袖を選びたい方もいらっしゃるでしょう。
高級振袖を選びたいときには、証紙を確認しましょう。
前述したように、質の高い振袖には、証紙がついています。

高級な振袖では仕立てを行いますが、この仕立てをする前には、布は反物と呼ばれる巻物の状態になっています。
この反物に証紙が貼られていた場合、その生地は伝統的な染め方で作られた価値の高い本物の生地だと言えます。

*証紙にはどんなものがある?

価値の高い伝統的な染め方としては、「京友禅」や「加賀友禅」が挙げられます。
京友禅には京友禅証紙が貼られており、加賀友禅には加賀友禅証紙が貼られています。
そのため、証紙を見ればすぐにわかります。
他にも、伝統工芸士の反物には、伝統証紙が貼られています。
このように、証紙を見ることによって、その着物の価値をある程度判断できます。

□まとめ

今回は、高い振袖と安い振袖の見分け方や柄の違い、高級振袖を選びたいときの方法について解説しました。 
高い振袖と安い振袖にはそれぞれ異なる特徴があるため、ぜひ振袖選びの際にも確認してみてください。
成人式の振袖をお探しの方は、お気軽にご相談ください。

赤の振袖に合う髪色は?新成人の方必見です!

成人式で着られる振袖には、さまざまな種類があります。
中でも人気の高い色としては、赤が挙げられます。
赤い振袖にはどんな特徴があり、どんな髪色が合うのでしょうか。
今回は、赤い振袖に合わせる髪色を中心にお伝えしていきます。
ぜひ参考にしてみてください。

□赤の振袖の特徴は?

数ある振袖の色の種類の中で、赤は特に人気の高い色です。
振袖と言えば赤いものというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかし、一口に赤といっても、色味の違いによっていくつかに分けられます。

赤い振袖の中でも、少し黄色味のある緋色(ひいろ)は、どこかレトロな雰囲気を醸し出します。
鮮やかな黄色はレトロポップなイメージになり、くすんだ色はノスタルジックで大人っぽいイメージになります。

若干ピンクに近い紅色(べにいろ)は、大人っぽさと可愛さを両立できます。
色が鮮やかで、目が冴えるような美しさになります。
色が鮮やかな分、コーディネートはシンプルにまとめるとすっきりとした印象で良いバランスになるでしょう。

深みのある少し濃い赤色のえんじ色は、上品で落ち着いた印象になります。
他の赤色に比べて、大人っぽい雰囲気になりやすいです。
落ち着いた高級感のある和服のお好みの方におすすめです。
また、赤色の中でも、成人式では比較的見かけることの少ない色であるため、他との差別化が図れるでしょう。

□赤の振袖に合う髪色は?

赤の振袖を選ぶ場合、髪色は何を合わせれば良いのでしょうか。

赤の振袖に限らず、振袖に合わせる髪色としては黒が定番です。
振袖は昔から日本にある伝統的な衣装であるため、日本人らしい黒髪であれば合わないことはありません。
和風の髪型に仕上げれば、上品な印象にまとまるでしょう。
黒髪だと地味になるのではないかと心配な方は、髪飾りや小物で華やかさを演出すると良いでしょう。

黒髪以外では、「ミルクティー」「オリーブアッシュ」「ココアブラウン」などが赤い振袖によく合います。

ミルクティーは文字通り、ミルクティーのような明るく優しい色合いです。
見た目に軽さのある髪色で、華やかな印象やゴージャスな印象になりやすいです。
伝統的な着こなしというよりは、現代的な印象の着こなしになりやすいでしょう。

明るい髪色で目立ちやすいため、ハイセンスな印象を与えます。
髪色自体が鮮やかで目立つため、鮮やかな赤色の振袖や個性的な柄によく合います。

オリーブアッシュは、グリーン系のオリーブと呼ばれるヘアカラーと、青紫に近いグレーのアッシュカラーを合わせた髪色です。
暗めのヘアカラーですが、大人しくなりすぎず、上品で透明感のある雰囲気になります。
黒髪は避けたいがあまり派手にはなりたくないという方にもおすすめです。

ココアブラウンは、ブラウンにベージュが出された柔らかい色合いのヘアカラーです。
派手すぎず落ち着きすぎず、暖かな印象で赤色の振袖をポップに着こなせます。
明るい髪色にしたいが、金髪やミルクティーは派手すぎて抵抗があるという方は、ココアブラウンを選んでみてはいかがでしょうか。
明るい髪色でありながらも、派手さよりはポップな雰囲気を演出できます。

□ヘアカラーをするタイミングは?

成人式に向けてヘアカラーをする場合、ヘアカラーはどのくらいのタイミングで行えば良いのでしょうか。

成人式に備えてヘアカラーを入れる場合は、成人式の1週間前くらいに入れると良いでしょう。
写真撮影があるのであれば、撮影日の1週間前が目安です。
ヘアカラーが髪に馴染んでくるには1週間程度の時間がかかります。
そのため、1週間程度の期間が、長すぎず短すぎずちょうど良いでしょう。

ただし、選んだ髪色やヘアカラーが抜けやすい人は、3~4日前がちょうど良いケースもあります。
また、ブリーチを入れる明るい髪色にする場合は、1週間前よりも直前が良いでしょう。
直前にヘアカラーを入れることで、髪の毛の根元まできれいな仕上がりになります。

□髪色を変えられない場合はどうすれば良い?

赤の振袖に合う髪色を紹介しましたが、中にはアルバイトなどの関係で髪色を変えられない方もいらっしゃるでしょう。
そのような場合は、小物にこだわってみるのも1つの手です。

黒髪だと地味になりすぎないか不安という方は、華やかさのある髪飾りを使ったり、生花をポイントに使ったり、リボンや紐を編み込んだりすることで、華やかさをプラスできます。
髪飾りの種類は非常に豊富なので、理想の雰囲気に近いものが見つかるでしょう。
ヘアアレンジにもこだわることで、高級感のある上品な仕上がりや、他とは違う個性的な仕上がりにできるでしょう。

□まとめ

今回は、赤の振袖の特徴や似合う髪色、ヘアカラーをするタイミングや髪色を変えられない場合について解説しました。
赤の振袖には、上品さや華やかさがあります。
伝統的で和風な仕上がりにしたい方にも、現代的で個性的な仕上がりにしたい方にもおすすめなので、ぜひ自分に合ったものを探してみてくださいね。

振袖の柄にはどんな種類がある?それぞれの特徴をご紹介!

振袖の柄にはさまざまな種類があり、どれを選ぶかによって見た目の印象は大きく変わってきます。
今回は、振袖の柄の種類について、特に古典柄やモダン柄に注目してご紹介します。
成人式を控えている方などは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

□振袖の柄の種類は?

振袖は、成人式や結婚式など、おめでたい場面で着用される、未婚女性の第一礼装です。
そこにあしらわれる柄はさまざまですが、長寿や繁栄、平和や無限など、縁起の良いモチーフがよく用いられます。
そんな振袖の柄は、大きく3つの種類に分けられます。

1つ目は、古典柄です。
和を思わせる、伝統的でオーソドックスな柄は古典柄と呼ばれます。
昔から使われている柄や文様を取り入れることで、日本の女性らしい伝統的な美しさを演出します。

昔から今日まで、長く親しまれてきている柄であるため、時代や流行の変化に左右されないのが魅力です。
具体的な柄としては多くのものが挙げられますが、例えば桜や牡丹、梅、扇、藤などの柄がよく見かけられます。

2つ目は、新古典柄です。
伝統的な柄を持ちながらも、幾何学的な地色の染め分けがされていたり、洋柄が取り入れられたりしているのが新古典柄です。
古典的な雰囲気を残しつつも、所々に現代的な印象を受けます。

3つ目は、モダン柄です。
古典的要素が取り除かれ、デザイン性の高い見た目になっているのかモダン柄です。
バラや蝶々などの洋風のモチーフや、ハートやチェック、ストライプなどのデザイン性の高い模様が取り入れられています。
個性的な印象になるため、髪型やメイクとともにオリジナリティーを出したい方に特におすすめです。

以上が振袖の柄の大きな分類です。
このほかにも、より細かい種類はたくさんありますが、大まかに考えると以上の3種類に分けられます。

□古典柄の種類は?

ここからは、古典柄についてより詳しくご紹介します。
古典柄と聞くと、古臭いイメージをもたれる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、古典柄が長く愛されてきただけあって、魅力がたくさんあり、古臭いと言うよりも、伝統的で美しい見た目が印象的です。
実際、古典柄は非常に人気が高く、今なお多くの方に選ばれています。

「王道な美しさを持つ振袖を着たい」
「オーソドックスなものを選びたい」
このような方には、古典柄がぴったりです。

一口に古典柄といってもさまざまな柄があり、それぞれに異なる見た目の特徴や意味合いがあります。
それでは、具体的な柄の種類について見ていきましょう。

まずは「花柄」です。
花柄には、主に以下の種類があります。

・桜
・菊
・牡丹
・椿
・薔薇

花柄は古典柄の中でもスタンダードで、多くの振袖で取り入れられています。
それぞれの花の種類によって込められる意味が異なります。
選ぶ際にはぜひ、見た目の印象だけでなく、模様に込められる意味にも注目してみてください。

続いて、「鳥や蝶」です。
鳥や蝶の柄には、主に以下の種類があります。

・鶴
・孔雀
・鳳凰
・蝶

鳥や蝶は、生き物の中でも縁起が良いとされています。
こちらも端と同様、同じ鳥の柄でも、種類によって込められる意味が異なります。

続いて、「吉祥文様」です。
吉祥文様には、主に以下の種類があります。

・麻の葉文様
・市松文様
・唐草文様

吉祥文様とは、縁起が良いとされている動植物を描いた文様を指します。

続いて、「有職文様」です。
有識文様には、主に以下の種類があります。

・七宝文
・亀甲文
・花菱文

有識文様は、海外から伝来した文様です。
平安時代以降は、公家の装束や調度品などに用いられており、歴史と伝統のある文様です。

□モダン柄はどんな柄?

モダン柄は、前述したように、古典柄には描かれないような現代的なモチーフや色使いが特徴的です。
洋花を大胆にあしらったものや、モード系のもの、ポップなデザインのものなど、幅広い種類のモダン柄があります。

また、大正時代に斬新なモダン柄が数多く登場したことから、大正浪漫風の振袖を「レトロモダン」と呼ぶこともあります。
古き良き伝統的なデザインと新しいモダンなデザインが融合した、独特な雰囲気のあるモダン柄です。
他にも、レトロな柄に現代的な要素を加えた「レトロポップ」も人気の高いモダン柄の1つです。

モダン柄には幅広い種類のデザインがありますが、これまでは例えば、

・クール系
・ゴージャス系
・明るい色のレトロポップ
・個性的なモード系

などのデザインが人気でした。

一方で、ここ最近では「ニュアンスカラー」(くすみカラー)や、落ち着いた雰囲気のモダン柄が人気を集めています。
そのようなモダン柄の振袖の特徴としては、

・すっきりとしたシンプルなデザイン
・落ち着きのある色使い
・ノスタルジックな雰囲気
・ヴィンテージ感

などが挙げられます。

「今っぽいおしゃれな振袖を着たい」
「オリジナリティーを出したいが、奇抜にしたいわけではない」
「こなれた雰囲気を出したい」
このような形には、最近の流行を取り入れた落ち着いた雰囲気のモダン柄がおすすめです。

□まとめ

今回は、振袖の柄の種類について解説しました。
振袖には実にさまざまな種類があります。
それぞれの柄が持つ意味を調べたり、流行を取り入れたりしながら、自分に合うものを探してみてくださいね。

振袖を着るなら黒髪が良い?髪色と振袖の色の相性は?

成人式では、ほとんどの女性が振袖を着用します。
振袖は和服であるため、「黒髪にしないといけないのかな」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、成人式で振袖を着るときの髪色について解説します。
新成人の方やその親御さんは、ぜひご覧ください。

□成人式は黒髪が良い?

結論から言うと、成人式の髪色は自由です。
振袖は和服ですが、和服を着るからといって必ずしも黒髪にする必要はありません。

*髪色よりも全体のバランスが重要

昔であれば、振袖に茶髪や派手な髪色を合わせることには違和感があったかもしれません。
しかし今では、振袖の着こなし方の幅が広がり、合わせる髪色も多種多様になってきています。
実際、成人式の会場では黒髪以外の髪色の方を見かけることは珍しくありません。
従来の伝統的で古典的な着こなし方がある一方で、カラフルで現代的な色使いで派手に彩る着こなし方や、洋風の着こなし方など、新しい見せ方が生まれてきています。

着こなし方は人それぞれですので、髪色も人それぞれで自由です。
どんな髪色にするかよりも、全体のバランスを取ることが大切です。
茶髪や派手な髪色であっても、バランスを考えて上手に着こなしができていれば全く問題ありません。

*黒髪に似合う振袖の特徴は?

黒髪以外の髪色で成人式に参加する方も今では少なくありませんが、全体的に見るとやはり黒髪で参加する方が多いです。
では、黒髪にはどのような振袖が似合うのでしょうか。

黒髪は基本的にはどの振袖とも相性が良いです。
そのため、あまり髪色との相性を考えずに選んでも、美しくまとまるでしょう。

黒髪を生かして凛としたイメージに仕上げたいのであれば、赤や黒、紺などのはっきりとした色の振袖を選ぶのがおすすめです。
黒髪の美しさやしなやかさがより際立つでしょう。

パステルカラーなどの優しい色合いのものを選ぶ場合、黒髪だと少し重たく感じられるかもしれません。
そのような場合は、明るい色の髪飾りを使うなどして、明るさや華やかさをプラスできます。

「黒髪は地味にならないか」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、前述したように、黒髪は基本的にどんな振袖にも合うため、明るい色や鮮やかなデザインの振袖を選ぶことで、華やかさを十分に演出できます。
和服を着る方は昔から黒髪であったため、黒髪であれば失敗する事は少ないでしょう。

ただし、1つだけ注意点があります。
それは、暗めな色の振袖を着る場合です。
黒髪に暗い色の振袖を合わせると、見た目の印象が重たくなりすぎたり、暗い雰囲気になったりしてしまいます。
成人式では周りの女性が華やかなだけに、毛量やヘアスタイルによってはかなり暗い印象を与えてしまう可能性もあるため、ダークな色を選ぶ場合は、おとなしくなりすぎないような工夫が必要となります。

□成人式で黒髪か他の髪色かで迷ったら?

振袖選びのタイミングや、成人式前のタイミングでは、黒髪にするか、それとも他の髪色にするかで悩む人も少なくないでしょう。
成人式は人生で一度の晴れ舞台ですし、たくさん写真を撮るため、きれいに着こなして、ベストな状態で臨みたいですよね。
では、黒髪か他の髪色かで迷ったら、どうすれば良いのでしょうか。
考える方法は、以下の4つです。

1つ目は、たくさんのスタイルを見て参考にすることです。
SNSでは、たくさんの種類の振袖や着こなし方をチェックできます。
合わせる髪色も様々なパターンで確認できるため、見ていくうちに理想に近いイメージが固まってくるでしょう。

2つ目は、プロに相談してみることです。
知識と経験を持つプロに、客観的な視点でアドバイスをもらうのは非常に参考になります。
自分や家族、友人ではわからないような、振袖との相性に気付けるでしょう。

3つ目は、周りの人の意見を聞いてみることです。
家族や友人は、普段から自分のことを見ているため、どんな色や柄が似合うかがよくわかるでしょう。

4つ目は、振袖の色との相性で考えてみることです。
先に振袖を選んでおき、後からその振袖に合う髪色を考えるのも1つの手でしょう。
振袖との相性で髪色を考えることで、全体に統一感を持たせられます。

□振袖を着る上での黒髪と茶髪の違いは?

黒髪は清楚なイメージがあるため、古典柄の振袖によく合います。
清楚で華やかな古典柄の振袖に、黒髪を合わせることで、より落ち着いた印象や、より上品の優雅な印象を与えられます。
古典柄の振袖を着るために、成人式に向けて髪色を暗くする方も多くいらっしゃいます。

茶髪の中でも、ダークブラウンはどんな振袖にも合わせやすいです。
落ち着きはありつつも、少し明るさもあるため、全体的に明るい印象になりやすいです。

明るい茶髪の場合は、より華やかな柄の振袖がおすすめです。
ピンクや紫、明るいブルーなど、派手さのある個性的な振袖でも、よく似合うでしょう。
モダンな柄の振袖も、明るく着こなせます。

□まとめ

今回は、成人式の髪色について、黒髪にするべきか、また黒髪と他の髪色はどう違うのかといったことについて解説しました。
黒髪には多くの良さがありますが、必ずしも黒髪である必要はありません。
髪色に合った振袖を選べるように、よく比較検討してみてくださいね。

グリーンの振袖が人気!魅力や似合う人の特徴をご紹介!

数年前から、グリーンの振袖の人気が高まってきています。
人気の高まりとともにバリエーションも増えてきており、それに伴って選ぶ人もさらに増えてきています。
今回は、そんなグリーンの振袖の特徴や際立たせるためのメイクのポイントをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

□グリーンの振袖の特徴は?

最近では、昔に比べてグリーンの振袖を選ぶ人が増えています。
では、グリーンの振袖にはどのような特徴や魅力があるのでしょうか。
ここでは、5つの魅力をご紹介します。

1つ目は、穏やかな印象を与えることです。
緑と言えば、植物の色です。
植物には癒しの効果があると言うように、緑色にも癒しの効果が期待できます。

自然を思わせる爽やかな印象があり、穏やかな気分になります。
成人式で大人の第一歩を踏み出す際に、若い植物のような清々しさやフレッシュ感とともに、落ち着いた穏やかな印象を演出できるでしょう。

2つ目は、カラーバリエーションが豊富であることです。
一口にグリーンといっても、さまざまな種類があります。
ポップな印象のグリーンイエローや、深みのある深緑、きらびやかなエメラルドグリーン、和風を演出できる抹茶など、選ぶグリーンの種類によって異なる印象を与えられます。
どのような雰囲気にしたいかによって、選ぶべき色も変わってくるでしょう。

3つ目は、他の色と合わせやすいことです。
緑色は、どんな色にも合いやすいという特徴があります。
植物の茎や葉っぱはたいてい緑色ですが、花の色は多種多様ですよね。
それと同じように、赤やピンクなどの暖色系はもちろん、青や紫などの寒色系の色と合わせてもマッチしやすいです。

4つ目は、花柄を引き立てられることです。
緑色は植物の葉っぱの色なので、花柄がよく引き立ちます。
地色がグリーンの振袖の上に花柄が描かれていれば、鮮やかで美しい見た目になるでしょう。

5つ目は、肌をきれいに見せられることです。
緑色は、黄色人種である日本人の肌によく馴染む色だと言われています。
成人式の晴れの舞台で、肌を美しく見せられるのは大きなメリットですね。

□グリーンの振袖が似合うのはどんな人?

グリーンは振袖の色としてスタンダードな色ではありません。
そのため、自分には似合わないのではないかと思う人も少なくありません。

しかし、今ではグリーンといっても様々な色の振袖が作られており、絵柄も多種多様になっています。
以前に比べて自分に合うデザインのものを見つけやすくなっているため、どんな人でも探せば自分にぴったりのものを見つけられるでしょう。

明るく透明感のある肌や、明るいブラウンの瞳、明るいブラウンのしなやかな髪をお持ちの方には、黄色に近い緑色がよく似合います。
明るく鮮やかなグリーンの振袖を選ぶと良いでしょう。

少し黄色がかった肌にこげ茶色の瞳、しっかりとしたブラウンの髪をお持ちの方には、黄色よりで落ち着いた色のグリーンが合うでしょう。
軽く鮮やかなグリーンよりは、落ち着きのある穏やかなグリーンが似合う方が多いでしょう。

ピンクがかった肌に明るい瞳、柔らかみのあるグレーががった髪をお持ちの方は、明るさのある青みがかったグリーンが合うでしょう。
ピンクがかった肌に目力のある瞳、艶のある黒髪をお持ちの方は、落ち着きのある青みがかったグリーンが合うでしょう。

このように、一口にグリーンと言ってもさまざまな種類があり、色の特徴ごとに似合いやすい肌や瞳、髪色も異なります。
ぜひご自分に合ったグリーンを選んでみてくださいね。

□グリーンの振袖を際立たせるメイクのポイントは?

せっかくグリーンの振袖を着るのであれば、メイクにもこだわって、振袖の鮮やかさを際立たせたいですよね。
ここからは、グリーンの振袖を際立たせるためのメイクのポイントをご紹介します。
ポイントは、大きく分けて4つです。

1つ目は、メイクの色味を統一することです。
メイク全体の色味を統一することで、バランスが良くなり、失敗もしにくくなります。
緑の振袖は印象が強いため、緑に合うカラーでメイク全体に統一感を出すことで、振袖との統一感も生まれます。

2つ目は、赤やオレンジを使うことです。
グリーンの振袖には、赤やオレンジ系のメイクがよく合います。
一般的に、緑と赤はお互いを引き立て合う組み合わせだと言われています。
オレンジも同様、緑との相性が良いです。

3つ目は、リップとチークの色味を合わせることです。
メイク全体の色味を統一することが大切だと述べましたが、中でも特に、リップとチークの色合いを合わせることが大切です。
ただし、赤やオレンジといったハッキリした色を使う場合、リップとチークのどちらもを濃くしてしまわないように注意しましょう。

4つ目は、ゴールド系のアイシャドウを合わせることです。
ラメの入ったアイシャドウをグリーンの振袖に合わせる場合、ゴールド系がよく合います。
振袖のゴージャスさに合った、きらびやかな印象になります。

□まとめ

今回は、グリーンの振袖の特徴や似合う人の特徴、際立たせるためのメイクのポイントについて解説しました。
グリーンの振袖にもたくさんの種類があるため、自分に合ったものをぜひ選んでみてくださいね。